たとえアーロン・ジャッジであっても、今シーズンのスタートは信じられないほど素晴らしいものと言えるだろう。
ニューヨーク・ヤンキースのスラッガーはここまで、持ち前のパワーだけでなく、素晴らしいアベレージを残している。
現地16日(水)のロイヤルズとの試合でも3打数3安打、終盤に貴重なソロホームランを放つなどここ一番でも結果を残して勝利に貢献した。
この活躍でジャッジの打率は.409に上昇し、OPSは1.322に跳ね上がった。
テッド・ウィリアムズ(ボストン・レッドソックス)が1941年に.406の打率を記録して以来、メジャーリーグで打率4割を達成した選手はいない。
ウィリアムズの時代から野球は大きく変わってきた。現在のメジャーリーグでこのような高い打率を維持することははるかに困難と言っていいだろう。
しかし、本当に不可能と言ってしまっていいのだろうか。もしかすると、と期待してしまうほどのパフォーマンスを、今シーズンここまでのジャッジは見せている。
ジャッジといえば、三振の多さがクローズアップされることが多かった。もちろん今後も三振を喫することはあるだろう。ただ、今のジャッジはボールを強く捉える頻度が非常に高いため、かつてほど打率を押し下げることはないように思われる。
昨年もジャッジは58本のホームランを打つとともに打率.322を記録している。
まだシーズンは始まったばかりだが、もしジャッジが万全の体調でプレーし続け、かつ運にも恵まれれば、メジャーリーグの歴史に挑むシーズンを送れるのではないかと期待せずにはいられない。
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原文:Yankees' Aaron Judge hitting above .400: How long can he chase Ted Williams' 1941 history?
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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