本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

打率4割超えのアーロン・ジャッジにかかるテッド・ウィリアムズ以来の偉業への期待

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

打率4割超えのアーロン・ジャッジにかかるテッド・ウィリアムズ以来の偉業への期待 image

たとえアーロン・ジャッジであっても、今シーズンのスタートは信じられないほど素晴らしいものと言えるだろう。

ニューヨーク・ヤンキースのスラッガーはここまで、持ち前のパワーだけでなく、素晴らしいアベレージを残している。

▶大リーグの日本人投手の登板で勝敗予想 アマギフ500円分をゲットしよう!

現地16日(水)のロイヤルズとの試合でも3打数3安打、終盤に貴重なソロホームランを放つなどここ一番でも結果を残して勝利に貢献した。

この活躍でジャッジの打率は.409に上昇し、OPSは1.322に跳ね上がった。

テッド・ウィリアムズ(ボストン・レッドソックス)が1941年に.406の打率を記録して以来、メジャーリーグで打率4割を達成した選手はいない。

ウィリアムズの時代から野球は大きく変わってきた。現在のメジャーリーグでこのような高い打率を維持することははるかに困難と言っていいだろう。

しかし、本当に不可能と言ってしまっていいのだろうか。もしかすると、と期待してしまうほどのパフォーマンスを、今シーズンここまでのジャッジは見せている。

ジャッジといえば、三振の多さがクローズアップされることが多かった。もちろん今後も三振を喫することはあるだろう。ただ、今のジャッジはボールを強く捉える頻度が非常に高いため、かつてほど打率を押し下げることはないように思われる。

昨年もジャッジは58本のホームランを打つとともに打率.322を記録している。

まだシーズンは始まったばかりだが、もしジャッジが万全の体調でプレーし続け、かつ運にも恵まれれば、メジャーリーグの歴史に挑むシーズンを送れるのではないかと期待せずにはいられない。

関連記事:大谷翔平の最新成績&ランキングまとめ 2025年シーズン(外部配信)

原文:Yankees' Aaron Judge hitting above .400: How long can he chase Ted Williams' 1941 history?
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


MLB関連記事

Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。