ピッツバーグ・パイレーツのファンは現地22日(金)の夜、ババ・チャンドラーを初めてメジャーリーグ(MLB)の舞台で目にし、このルーキーが最も有望な若手投手の1人と称される理由を目の当たりにした。
22歳の右腕はリリーフで4回を無失点に抑えて9-0の勝利に貢献し、メジャーリーグ(MLB)のデビュー戦で珍しい4イニングを投げてのセーブを記録した。
パイレーツはその日、AAAインディアナポリスからチャンドラーを昇格させると、先発のブラクストン・アッシュクラフトが5回を1安打に抑えた後、6回からチャンドラーをマウンドに送った。
チャンドラーは初球でいきなり99マイル(約159km)を叩き出す。オルランド・アルシアにはツーベースを打たれるも、ライアン・リッターとミッキー・モニアックを三振に打ち取った時にはその球速は100マイル(約161km)を記録していた。
続く7回はジャック・スウィンスキーのダイビングキャッチもあり7球で無失点、8回にはヒットを打たれるもダブルプレーで切り抜け、この回も無失点で終えた。そして9回、ドン・ケリー監督が引き続きチャンドラーにマウンドを託すと、1安打を許したものの完璧にこの試合を締めくくった。
2021年のドラフト3巡目で指名されたチャンドラーは、当初は『二刀流』の選手としてプレーしていたが、2023年に投手に専念した。
ポール・スキーンズを筆頭とする若い投手陣に新たに加わったチャンドラーは最終的には先発投手として期待されるが、今季はすでにマイナーで100イニングを投げているため、パイレーツは彼の投球回数に注意を払っている。チームはシーズン前半のアシュクラフトと同様に、まずはリリーフとしてチャンドラーをMLBに慣らしていく計画だ。
原文:Rookie pulls rare feat in MLB debut on Friday
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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