シンシナティ・レッズはこれまでにない形でポストシーズン進出を勝ち取った。
統計的観点から見ると、レッズはエリート・チームには見えない。
それでも手持ちの戦力を組み合わせて勝利を重ね、プレイオフ進出を果たした。それが全てだ。
レッズは現地28日(日)、レギュラーシーズン最終日に勝利し、ニューヨーク・メッツを抑えてナショナル・リーグのワイルドカード3番目の枠を確保した。
OptaStatsはこの特異性を、レッズが持たない数々の統計データを指摘することで要約した:
- 打率2割7分を超えた打者:0
- 25本塁打を打った打者:0
- 15勝を挙げた投手:0
- 200奪三振を記録した投手:0
The Reds are the first team in MLB history to have:
— OptaSTATS (@OptaSTATS) September 29, 2025
no qualifying batter hit .270
no batter hit 25 homers
no pitcher win 15 games
no pitcher notch 200 strikeouts
...in a non-shortened season and yet still make the playoffs. pic.twitter.com/5qESbdIRuq
レッズは、短縮シーズンでないシーズンでこれらの選手を一つも出すことなくプレイオフに進出した唯一のチームとなった。
時にチームは個々の選手の総和以上のものになる。
勢いづいた終盤戦のレッズはまさにそんな感じだった。
大量得点こそないが、堅実な打撃力がある。また圧倒的ではないが、投手陣には厚みがある。
今年のレッズには試合を勝ち切る力がある。それはプレイオフでも同じだろう。実際、レギュラーシーズンでもやりきった。それこそが最も重要だ。
ドジャースに対してレッズがどんな戦いを挑むのか、注目される。
原文:Reds are 1st team in MLB history to ever qualify for the playoffs like this
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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