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ニューヨーク・ヤンキースがMLBポストシーズン史上初となる屈辱的な敗戦

石山修二 Shuji Ishiyama

Rodney Knuppel

ニューヨーク・ヤンキースがMLBポストシーズン史上初となる屈辱的な敗戦 image

ニューヨーク・ヤンキースにとっては痛い敗戦だった。

最大のライバル、ボストン・レッドソックスとのアメリカンリーグ・ワイルドカード・シリーズの第1戦、ヤンキースは9回裏を迎えて3-1でリードを許していた。

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だが、ヤンキースには同点に持ち込むだけでなく、サヨナラ勝利を収める可能性もあった。

この回、先頭打者ポール・ゴールドシュミットがヒットで出塁すると、アーロン・ジャッジもヒットで続き、同点の走者が塁に出た。さらにコディ・ベリンジャーが左中間へヒットを放ち、ノーアウト満塁という絶好のチャンスが訪れた。

その後の事は、メジャーリーグ(MLB)史上最大の失敗の一つとして語り継がれるだろう。実際、この日までMLBのポストシーズン史上で前例のない出来事だった。

ジャンカルロ・スタントンが三振すると、ジャズ・チザムJr.はライトへフライを打ち上げてしまう。さらにトレント・グリシャムも三振して試合は終了した。レッドソックスの守護神アロルディス・チャップマンはピンチを招きながらも即座に立ち直り、セーブを記録した。

ヤンキースは9回裏、無死満塁の場面で、1点も点をあげることができずに敗戦したMLBポストシーズン史上初のチームとなかった。

この試合、レッドソックスの先発ギャレット・クロシェットは7.2回を投げ、被安打4、失点1、奪三振11個という素晴らしい投球を見せた。

そして、レッドソックスは7回表に吉田正尚のタイムリーで逆転すると、9回表にアレックス・ブレグマンのタイムリーツーベースで加点した。

痛い試合を落としたヤンキースは第2戦のマウンドに今季18勝のカルロス・ロドンを送り、雪辱を図る。

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原文:New York Yankees epic failure Tuesday night had never been done in MLB postseason history
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Rodney Knuppel

Rodney Knuppel is a freelance writer for The Sporting News. When not watching, listening or writing about sports, Rodney enjoys following the travels of his three kids, who are all active in their own sports and activities. A huge St. Louis Cardinals fan, Rodney also enjoys St. Louis Blues hockey and is a big Kansas Jayhawks basketball fan.