「来季の枠はおそらくない」ドジャース、PS次第でお役御免になる選手が!? 直近登板では復調気配も

柴田雅人 Masato Shibata

「来季の枠はおそらくない」ドジャース、PS次第でお役御免になる選手が!? 直近登板では復調気配も image

ロサンゼルス・ドジャースは2年連続のワールドシリーズ(WS)優勝を目指し、日本時間10月1日からポストシーズン(PS)の戦いが始まる。短期決戦を勝ち抜けるかは選手たち、特にブルペン陣がどれだけの働きを見せられるかが大きなカギを握るが、ブレイク・トライネンについてはキャリアを左右することになるかもしれない。米メディア『ドジャースウェイ』が報じている。

現在37歳のトライネンは、これまでワシントン・ナショナルズ(2014-2017)、オークランド・アスレチックス(2017-2019)、ドジャース(2020-)の3球団でプレーしているリリーフ右腕。2024年に50登板、7勝3敗16ホールド1セーブ、防御率1.93といった好成績を残したことから、同年オフに2年2200万ドル(約32億5300万円)で再契約を結んだ。

しかし、今季は開幕直後に右前腕の故障で離脱すると、7月末に復帰した後も今一つ調子が上がらず。レギュラーシーズン最終月の9月も13登板、2勝5敗3ホールド、防御率8.71と、思うような結果を残せないままポストシーズンを迎えることになった。

同メディアは「PSの活躍次第で将来が決まるドジャース4選手」と題した記事の中で、「9月に苦戦が目立ったトライネンは、PSの役割が疑問視されている。デイブ・ロバーツ監督は(今のところ)重要な場面で彼を信頼しているようだが、10月に勝負が懸かるようになれば、その状況も変わるかもしれない」とトライネンの現状について触れた。

その上で、「PSで堅実なパフォーマンスを見せれば、自信を取り戻し、チームが彼を残す正当な理由になるだろう。しかし、10月のプレッシャーに耐えるレベルまで成長できなければ、来季のチームは彼のためにロースターの枠を確保することはおそらくないだろう」と、結果次第では居場所を失う可能性があると指摘している。

トライネンは前出の通り9月は苦しんだが、最終登板となった日本時間28日のシアトル・マリナーズ戦では1回無失点、被安打1、3奪三振と好投を見せている。同戦で得た勢いや手応えをどこまで維持できるかがPS、ひいては自身のキャリアを左右することになりそうだ。

✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください

柴田雅人 Masato Shibata

スポーティングニュース日本版スポーツコンテンツライター。福岡県出身。幼少期から相撲、野球、サッカーを中心に幅広くスポーツを観戦。大学卒業後からライター活動を開始し、主にスポーツ記事の企画立案、取材、執筆などに携わる。現在もスポーツ観戦が一番の趣味で、複数競技を同時に視聴することもしばしば。