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プレーオフ初戦でまさかのスタメン落ちの屈辱を味わったヤンキースのジャズ・チザムJr.の反応は?

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

プレーオフ初戦でまさかのスタメン落ちの屈辱を味わったヤンキースのジャズ・チザムJr.の反応は? image

ジャズ・チザムJr.は明らかに不満そうだった。

ニューヨーク・ヤンキースは、ボストン・レッドソックスとのアメリカン・リーグのワイルドカード・シリーズ第1戦にチザムを先発させず、初戦を1-3で落とした。

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試合後、この驚きの決断についてどう感じているか取材しようとするニューヨークのメディア陣がチザムを取り囲むと、チザムは記者団に背を向けたままインタビューを行った。これが全てを物語っていた。

チザムとアーロン・ブーン監督がこの決断について話し合ったかどうかを問われると、チザムはこう答えた

「試合後に少し会話したが、大した話じゃない。ただ前へ進むだけだ」

ヤンキースの決断の背景には、レッドソックスのエース、ギャレット・クロシェの存在があったことは間違いない。クロシェは力のあるサウスポーで、チザムにとって厄介な対戦相手だ。

しかしジャズもまた、2024年のトレードデッドラインでマイアミ・マーリンズから移籍して以来、常にチームの主力選手の一人としてプレイしてきた選手だ。今季はヤンキースで『30-30(30本塁打30盗塁)』のシーズンを達成している。

昔からの諺では『君を連れてきた人と踊りなさい(=成功の源となったものを大切にしなさい)』と言われている。ヤンキースをポストシーズンまで辿り着かせた立役者の一人であるチザムをこの重要な一戦でスターターから外す決断をしたことは驚きと言わざるを得ないだろう。

第1戦を落とし、追い詰められたヤンキースは今やチザムに頼るしかない。

あとは初戦の先発落ちを乗り越え、結果を出すだけの精神的強さを発揮できるか、全てはチザム次第だ。

もし結果を出せなければ、ヤンキースはレギュラーの二塁手をポストシーズン2試合で1試合しか先発起用せずに帰路につくことになる。

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原文:Yankees’ Jazz Chisholm makes loud statement after surprise Game 1 benching vs. Red Sox
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。