メジャーリーグベースボール(MLB)は現地13日(火)、MLB史上最も重要な発表の一つを行い、ピート・ローズ氏を含む永久追放処分を受けていた選手たちの措置を解除した。
これによりローズ氏は今後、野球名誉の殿堂入りの機会を得ることになった。
この措置に対しては賛否両論の反応が寄せられているが、元メジャーリーグ選手の多くがこれを歓迎している。その中には、ニューヨーク・メッツのレジェンドであるデビッド・ライト氏も含まれている。ライト氏はスポーツニュースサイト『The Athletic』のアンディ・マッカラー氏とのインタビューで、ローズ氏の資格回復を「素晴らしいこと」と語った。
ライトは数十年前に起きたローズ氏との興味深いエピソードを明かし、ローズ氏のサインが「これまで貰った中で最もクールなサインの一つ」だと付け加えた。
「私が受け取った最もクールなサインの一つです。その当時、私のヒット数は何だったか覚えていませんが、彼は写真にサインしてくれた時に自分のヒット数からそれを引き算し、『まだ長い道のりだ』と写真に書き添えてくれました」とライトは語った。
「本当にクールだと思いました。今もそのサインを誇らしく飾っています。彼のために嬉しく思いますし、その資格があると思います。彼はヒットの王様です」
実際にローズ氏が殿堂入りを果たすかどうかは興味深い。一般的な殿堂入り選手とは異なる選出過程を経ることになるが、それでも殿堂入りに値する彼の実績は否定できないだろう。
確かに、ギャンブルのトラブルは彼の評価にマイナスだが、彼は通算安打数4,256安打で歴代1位の記録保持者です。オールスターには17度出場を果たし、ワールドシリーズ優勝も3度経験している。
机上の議論では、彼は明らかに殿堂入りすべき選手と言える。
原文:Mets' David Wright makes Pete Rose announcement after MLB's decision
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
MLB関連記事
- ドジャースが佐々木朗希の故障者リスト入りを発表
- メジャーリーグがピート・ローズ氏、『シューレス』ジョー・ジャクソン氏を永久追放リストから削除し資格回復
- パイレーツのポール・スキーンズがアメリカ代表としてWBC出場を表明
- 山本由伸、佐々木朗希、今永昇太ら日本人投手の次回登板予想
- Apple TV+で毎週MLB中継 大谷翔平の試合配信も予定される『フライデーナイトベースボール』とは?