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カル・ラリーの記録づくめの1年はベース・ルースと肩を並べる60本塁打で終幕

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

カル・ラリーの記録づくめの1年はベース・ルースと肩を並べる60本塁打で終幕 image

ふさわしいエンディングと言えるのではないだろうか。

カル・ラリー(ローリー)はメジャーリーグ(MLB)の歴史において、ベーブ・ルース(元ヤンキースほか)に永遠に名を連ねる存在となった。

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ラリーは今シーズン、捕手としてのシーズン最多本塁打記録(サルバドール・ペレスの48本)、スイッチヒッターとしてのシーズン最多本塁打記録(ミッキー・マントルの54本)、そしてシアトル・マリナーズ選手としてのシーズン最多本塁打記録(ケン・グリフィー・ジュニアの56本)を更新した。

そしてルースのキャリアハイ、60本に並んだ(1927年)。

ロジャー・マリス(元ヤンキース)は1961年に61本塁打を放ち、このルースの記録を破った。

アーロン・ジャッジ(ヤンキース)は2022年に62本塁打を打って、このマリスの記録を破った。

ラリーは終盤追い上げたものの、この2人には届かなかった。それでもルースに並ぶアメリカン・リーグ史上3位タイの記録としてその名を刻んだ。

現代の選手にとって、ルースの記憶は粗い映像の中の選手でしかない。

そんな歴史的なレジェンドの横にラリーの名が並ぶ。素晴らしいことだ。

『グレート・バンビーノ』はきっと『ビッグダンパー』の肩を抱いたことだろう。

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原文:Mariners' Cal Raleigh officially resides with Babe Ruth in historic MLB record book
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。