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ジャイアンツのジャスティン・バーランダーが通算奪三振数でMLB歴代9位に

Billy Heyen

石山修二 Shuji Ishiyama

ジャイアンツのジャスティン・バーランダーが通算奪三振数でMLB歴代9位に image

ウォルター・ジョンソンはかつて『ビッグ・トレイン』の愛称で呼ばれていた。

その『ビッグ・トレイン』も、MLBの歴史の線路上で追い抜かれた。

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ジャイアンツのジャスティン・バーランダーは野球の歴史上最初の偉大な奪三振王と称されたジョンソンを上回った。

バーランダーの奪三振数は3516個に達した。これにより彼は歴代ランキングで9位に浮上した。

一方のジョンソンは3515個で10位となった。

バーランダーはMLBの現役投手の中で最多奪三振を記録している投手だ。バーランダー以外では、マックス・シャーザー(ブルージェイズ)とクレイトン・カーショウ(ドジャース)が現役で3000奪三振の大台に到達しているが、現代のスタイルを考慮すれば、今後現役投手がこの数字に到達するのは困難だろう。

興味深いことに、ジョンソンの三振数は記録によって異なる。

MLBネットワークのサラ・ラングスにデータを提供した『エリアス・スポーツ・ビューロー』は、ジョンソンの通算奪三振数を3515個と記録している。これは今回、バーランダーがちょうど超えた数字だ。

一方、『ベースボール・リファレンス』ではジョンソンの奪三振数は3509個となっている。

彼が火曜日の夜に順位を上げたのか、それとも既に達成していたのかという疑問は生じるが、いずれにせよ、バーランダーはこの夜、歴代9位にランクインしたことになる。

バーランダーの上にはゲイロード・ペリーが8位で3534奪三振、ドン・サットンが3574奪三振で7位がいる。さらにトム・シーバー(6位、3640個)、バート・ブライレブン(5位、3701個)と続く。

スティーブ・カールトン(4136個)、ロジャー・クレメンス(4672個)、ランディ・ジョンソン(4875個)、ノーラン・ライアン(5714個)のトップ4の数字は、現代野球では到底及ばない記録だ。

ひたすら記録を積み重ね続けるバーランダーは、このリストをまた一つステップアップし、野球史に名を刻んだ。

関連記事:3000奪三振達成者一覧|クレイトン・カーショウがMLB史上20人目の快挙達成

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原文:Giants' Justin Verlander passes Walter Johnson on historic MLB strikeout record list
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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Billy Heyen

Billy Heyen is a freelance writer with The Sporting News. He is a 2019 graduate of Syracuse University who has written about many sports and fantasy sports for The Sporting News. Sports reporting work has also appeared in a number of newspapers, including the Sandusky Register and Rochester Democrat & Chronicle

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。