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ドジャースの先発投手陣が直近30試合でMLB史上屈指のパフォーマンスを披露

石山修二 Shuji Ishiyama

TJ French

ドジャースの先発投手陣が直近30試合でMLB史上屈指のパフォーマンスを披露 image

ロサンゼルス・ドジャースが先発投手陣に巨額を投じてきたのには理由がある。その効果が現れ始めている。

2024年シーズン前にタイラー・グラスノーと山本由伸との長期契約を結んだ結果、ワールドシリーズ制覇を果たしたドジャースは、今シーズンを前にフリーエージェントのブレイク・スネルと5年契約を結んだ。

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ドジャースは現在、ナ・リーグのチャンピオンシップシリーズでミルウォーキー・ブルワーズに対し2勝0敗のリードを築いている。先発のブレイク・スネルと山本由伸の好投はその大きな要因と言えるだろう。

だが、好投を続けているのはスネルと山本だけではない。ドジャースの先発陣はほぼ2ヶ月間、文字通り完璧な投球を続けている。

OptaSTATS』によれば、1969年にマウンドの高さが下げられて以来、メジャーリーグ(MLB)のどのチームも先発投手が30試合のスパン(レギュラーシーズン・ポストシーズン問わず)で防御率1.50未満を記録したことはなく、またどのチームの先発ローテーションも30試合のスパンで被安打率.150未満を達成したことはない。

ドジャースは直近30試合でこの両者を達成してみせた。

(ドジャースの先発陣のレギュラーシーズンに遡っての過去30試合の成績:
15勝1敗
防御率 1.49
被安打率 .144
WHIP 0.81
214奪三振)

『MLBネットワーク』は8月2日以降のドジャースの先発陣の圧倒的な強さをX(旧Twitter)に投稿した。それによると、ドジャースの先発陣は8月に入ってから防御率(2.59)、相手打率(.185)、相手OPS(.550)、9回あたりの奪三振数(10.8)でリーグ1位となっている。

(ドジャースの先発投手陣は圧倒的😳)

2025年ポストシーズン限定で見ると、ドジャースの先発陣は52.2イニングを投げ、防御率1.55、63奪三振、わずか13四球という成績だ。

近年のMLBでも屈指のパフォーマンスを見せる先発投手陣の活躍が、ドジャースが2年連続のワールドシリーズ進出まであと2勝に迫る最大の原動力となっている。しかも大谷翔平はまだこのシリーズで登板すらしていない。

ドジャース先発投手陣にとって紆余曲折のあった今シーズンだが、最高のタイミングで仕上がってきたと言えるだろう。

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原文:Dodgers' starting pitchers have some mind-boggling stats over their last 30 starts
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

TJ French

TJ French is a freelance writer with The Sporting News. He has worked for the Gwinnett Daily Post, Athlon Sports, 90.5 FM WUOG, Heavy Sports and Perfect Game.