本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

ドジャースの投手コーチがプレイオフでの大谷のリリーフ起用の可能性を示唆

石山修二 Shuji Ishiyama

Hunter Cookston

ドジャースの投手コーチがプレイオフでの大谷のリリーフ起用の可能性を示唆 image

ロサンゼルス・ドジャースは、ディフェンディングチャンピオンとしてワールドシリーズ連覇を目指して戦っている。しかし、ここにきてチームは調子を落としており、パドレス相手に連敗を喫して地区首位の座を明け渡すなど厳しい戦いが続いている。

そんな中、チームのスーパースター、大谷翔平にも様々な不運が降りかかっている。

▶大谷翔平ドジャースグッズをAmazonでチェック!

その一つが現地12日のエンゼルス戦でのトリプルプレーだ。

「『ベースボール・アルマナック』が記録しているMLB史上のトリプルプレーによると、これはエンゼルスが達成した8件目のトリプルプレーだった。一方、ドジャースにとっては24回目のトリプルプレーの餌食となった。1997年に『フリーウェイ・シリーズ』が始まって以来、ドジャースとエンゼルスは152試合にわたって顔を合わせてきたが、トリプルプレーは1回もなかった」と米スポーツ誌『スポーツ・イラストレイテッド』 のサム・コノン氏は書いている。

その後も大谷にとっては大変な1週間だった。そこでデイブ・ロバーツ監督と大谷は、ロッキーズ戦での先発登板の後、1日のオフを取ることで合意した。

「ロバーツ監督は大谷と話し合った上で、現地21日(木)は休養することに決めたと語った。水曜日の夜に登板した後、翌日の木曜日はデーゲームとなっている。大谷が今シーズン欠場したのは、4月に育児休暇のために2試合を欠場しただけだ」と、ドジャースを取材するビル・プランケット氏は書いている。

その欠場はいずれにせよ必要だったかもしれない。というのも、水曜の試合で大谷は投球時に右脚に打球を受けたからだ。

「マウンドでの投球を終えた後も、彼は指名打者として出場を続け、5回に四球を選んだ。しかし、次の打席ではドジャースは大谷の代打としてアレックス・コールを起用した。アルシアの放った打球による脚の負傷が原因で途中交代したのかどうかは現時点では不明だ」と、『スポーツ・イラストレイテッド』 のブレイク・シルバーマン氏は報じていた。

その影響については、ロバーツ監督は後日「腫れはひいた。後遺症や(怪我による)制限は全くない」と記者団に否定した。

そんな大谷を巡る騒がしい1週間の中、ドジャースのピッチングコーチ、マーク・プライアは『The Dan Patrick Show』でのインタビューの中で、10月には大谷がブルペンに回る可能性について言及した。

(「考えられるかって?もちろんだ」 👀 ドジャースの投手コーチ、マーク・プライアは大谷がプレイオフでブルペンに分かる可能性について語る)

「ドジャースのピッチングコーチ、マーク・プライアは、今週の『The Dan Patrick Show』でのインタビューで、このアイデアに前向きな姿勢を示し、大谷がポストシーズンにブルペンの一員として投げるシナリオは『確かに』想像できると語った。ただし、そのシナリオは(指名打者としての起用の兼ね合いから)彼が試合の最後のアウトを記録する状況に限られる」と、『Dodgers Way』のエマ・リンガン氏が報じている。

ドジャースは連覇を目指すため、あらゆる戦略を模索している。大谷をブルペンに回すのもそのために賢明な判断かもしれない。特に今季は5回まで投げた試合が1度しかないことを考えれば尚更だ。大谷がまだ故障からの回復途中にあると考えれば、リリーフ役に回ることで大谷への負担を軽減させられる可能性もある。さらに、今季一貫して不安定なドジャースのブルペン陣を安定させる効果も期待できるだろう。

▶土曜の朝はApple TV+でMLB中継! まずは7日間無料トライアル

原文:Dodgers' Mark Prior teases Shohei Ohtani could move to bullpen in October to bolster relief corps
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください


MLB関連記事

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Hunter Cookston

Hunter Cookston began his career as a sportswriter for the Marion Tribune, where he covered local high school football, basketball and baseball. His passion for sports started at the age of four when he played his first year of tee ball. Growing up in Tennessee, he developed a deep love for the Tennessee Volunteers and Atlanta Braves. Hunter is currently attending Tennessee Wesleyan University, where he is pursuing a BA in Sports Communications/Management.