ロサンゼルス・ドジャースは、右肘痛を訴えるトニー・ゴンソリンを15日間の故障者リストに登録したと現地7日(土)、スポーツニュースサイト『The Athletic』のファビアン・アルダヤ氏が報じた。
31歳のゴンソリンは今季7試合に先発して3勝2敗、防御率5.00を記録している。今季ドジャースが故障者リストに登録した投手はこれで14人目にのぼる。
すでに佐々木朗希、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノーが離脱中とあって、シーズン中盤に向けてドジャースの先発ローテーションの層はさらに薄くなる。
とはいえドジャースのことだ。7月31日(木)のトレードデッドラインまでにはこの問題を解決するだろう。だが、現状を考えればそこまで悠長に待つこともしないはずだ。
スポーツニュースサイト『FanSided』のクイン・エバーツ氏は、このゴンソリンの故障が噂される選手のチームへの帰還につながるのではと考えている。
米ケーブル局『ESPN』のジェフ・パッサン氏が、2度のオールスター選出経験のあるボストン・レッドソックスの右腕、ウォーカー・ビューラーのトレードされる可能性を報じているためだ。
現在30歳のビューラーは今季、ドジャースからレッドソックスへと移籍したが、ここまでの成績は10試合に先発して4勝4敗、防御率5.18、WHIP1.44で、特に好調というわけではない。
しかし、2度のワールドシリーズ制覇を経験した古巣への帰還がオールスター級のパフォーマンスを取り戻す可能性もある。
ボストンは現在30勝35敗で、アメリカン・リーグ東地区首位のニューヨーク・ヤンキースに10.5ゲーム差をつけられている。まだシーズン序盤とはいえ、チームはトレードデッドラインに向けて選手を放出する方向で動いていると考えられている。
一方のドジャースは故障者を多数抱えながらも現在38勝27敗、ナショナル・リーグ西地区で0.5ゲーム差の首位に立っている。
原文:Dodgers' Gonsolin placed on IL, could set up reunion with 2-time All-Star
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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