本サイトに掲載されているリンクから商品の購入やサービスの契約をされた場合、本サイトが収益を得ることがあります。

ドジャースのデイブ・ロバーツ監督が佐々木朗希をポストシーズンでのクローザーに指名

石山修二 Shuji Ishiyama

Matt Sullivan

ドジャースのデイブ・ロバーツ監督が佐々木朗希をポストシーズンでのクローザーに指名 image

Jiji Press

ロサンゼルス・ドジャースは充実した先発ローテーションを擁し、プレイオフの先発起用にも余裕がある。大谷翔平とブレイク・スネル、山本由伸とタイラー・グラスノーがメジャーリーグ(MLB)屈指の先発陣を形成している。

この4人以外にも新たな役割で実力を発揮し始めた若手投手が一人いる。佐々木朗希は先発投手として不本意なルーキーイヤーを過ごし、怪我で戦線離脱していたが、リリーフ投手として復帰すると、新しい役割で活躍を見せている。

▶佐々木朗希グッズをAmazonでチェック!

ドジャースがフィラデルフィア・フィリーズとのディビジョンシリーズを2勝0敗でリードする中、ドジャースのデイブ・ロバーツ監督は、佐々木の今後について決定を下した。ロバーツ監督は佐々木がポストシーズンの間のクローザーとなることを明らかにした。

『USA Today』のボブ・ナイチンゲール氏は、「今はローキ・ササキが9回に投げる第一候補だ」とロバーツ監督は語った」とX(旧Twitter)に投稿した。

ドジャースにとっては正しい方向への大きな一歩となる。佐々木は先発ローテーションの座は失ったが、救援投手としての新たな役割で驚くべき状況を生み出している。

ここまで佐々木はMLBで5度のリリーフ登板をしてきた。うち2試合はレギュラーシーズンで7回を任され、両試合とも2三振を奪い、走者を出すことなくイニングを終えた。

そしてシンシナティ・レッズとのワイルドカードシリーズで初めて9回に登板しクローザーを任されると、ここでも2人の打者を三振に打ち取り、ドジャースのシリーズ勝利を決めた。

フィリーズとのディビジョンシリーズ第1戦では試練が訪れたが、これも佐々木は見事にクリアした。三振に奪った後、マックス・ケプラーに二塁打を許したものの、その後も打者二人をゴロとポップフライに抑えて得点を許さず、MLBでの初セーブを挙げた。

続く第2戦でもドジャースは再び佐々木にクローザーの役割を託した。1点差に迫られた場面で佐々木は最後のアウトを奪い、チームはフィリーズ相手に連勝してロサンゼルスに戻ることとなった。

救援投手として佐々木が見せてきた5試合の登板内容は素晴らしく、今後の起用法について疑問の余地はほぼなかった。タナー・スコットとブレイク・トライネンが苦戦し、他の投手たちも未知数な今、ドジャースは誰かがステップアップする必要があった。

幸いにして佐々木がその役割を担うこととなった。この先プレーオフの間は彼がクローザーとなる。来季には先発ローテーションに戻る可能性もあるだろうが、現時点でドジャースは2年連続ワールドシリーズ制覇を目指す戦力として圧倒的な抑え投手を手に入れた。

▶MLB見るならSPOTV NOW! 登録はこちら

原文:Dave Roberts announces Roki Sasaki is Dodgers' primary closer for postseason
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください


MLB関連記事

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Matt Sullivan

Matt Sullivan is a freelance writer for The Sporting News, predominantly covering MLB. Matt is a native of Pennsylvania and has worked with Athlon Sports, Last Word on Sports, and other outlets.