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今季一番のスーパープレーか 連日の好守で魅せるアスレティックスの新人デンゼル・クラーク

石山修二 Shuji Ishiyama

Matthew Wadleigh

今季一番のスーパープレーか 連日の好守で魅せるアスレティックスの新人デンゼル・クラーク image

アスレティックスは現地9日(月)からロサンゼルス・エンゼルスとの3連戦をスタートし、初戦を7-4で落とした。

しかしながら、この試合で両チームのファンはもちろん、リーグ全体の目を引いたのは勝敗ではなく、アスレティックスのルーキー、デンゼル・クラークが見せたホームランを奪い取る驚異的なプレイだった。

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初回、クラークはノーラン・シャヌエルが放ったホームラン性の打球をキャッチし、エンゼル・スタジアムの観客の度肝を抜いた。

クラークはフェンスに飛び乗るようにして、MLB 史上でも記憶に残るホームラン阻止のスーパーキャッチを成し遂げた。

試合後、クラークは MLB.com のマーティン・ガイエゴ氏にこのキャッチは自分のキャリアでも最高のプレイだと語った。

「最高と言い切るのにはいつも躊躇してしまうけれど、でも、これはおそらく自分のこれまでのプレイの中でも最高だと思う」

その言葉に間違いはないだろう。メジャーリーグ史上でも最高かもしれないと言えるほど、素晴らしいプレイだった。

ただ、クラークが躊躇するのも無理はない。クラークにとってスーパープレイは日常茶飯事で、例えば先月のブルージェイズ戦でもこの日と同様にホームランを阻止するキャッチを見せたかと思えば、先日のオリオールズ戦ではフェンスに激突しながらの好捕を見せるなど、連日のようにハイライトフィルム級のスーパープレイを見せている。

大学時代をカリフォルニア州立大学ノースリッジ校でプレイしていたクラークにとって、この日がエンゼル・スタジアムでプレイする初めてのMLBのゲーム、ある種の凱旋試合とも言うべきものだった。

その思い出深い試合で見せたクラークのプレイは、この先何度となく繰り返し再生されることになるだろう。

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原文:Athletics OF Denzel Clarke breaks silence after unreal home run robbery
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Matthew Wadleigh

Matthew Wadleigh is a freelance writer with The Sporting News. He was born and raised in Southern California and grew up a San Diego sports fan (yes, it’s tough, except for Aztecs hoops). Matthew went to Fresno State as a journalism major and got to see Davante Adams, Derek Carr, Paul George and Aaron Judge in person. Matthew has written for publications including ClutchPoints, Sportscasting, Fansided, Trojans Wire, UCLA Wire and Buffaloes Wire.