ルーニー氏がチェルシー指揮官の采配に苦言 「創造性が欠けていた」

小山亮 Akira Koyama

Dorothy Howard

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9月20日、チェルシーはマンチェスター・ユナイテッドとの一戦に臨み、1-2で敗れた。試合は開始早々、GKロベルト・サンチェスが退場となり、チェルシーは序盤から数的不利に追い込まれる展開となった。

この状況を受けてエンツォ・マレスカ監督は、若手FWエステバンを下げ、控えGKフィリップ・ヨルゲンセンを投入。さらに、同時にMFペドロ・ネトもベンチに下げ、守備固めとしてDFトシン・アダラビオヨを投入し、5バックへの変更を決断した。

しかし、この采配について元ユナイテッドのレジェンドであるウェイン・ルーニー氏が疑問を呈している。英BBC『match of the day』に出演した同氏はこう語った。

「ピッチ内に創造性がまったくなかったね。チェルシーに欠けていたのはそこだと思う。後半はボールを持ちながら横に揺さぶるだけで、パーマーやネトのように違いを生み出せる選手がいなかった。だからあの交代は奇妙に思えたよ。ただ、ユナイテッドにとってはとても助かったけどね」

ネト本人も、ビッグマッチで結果を残すことを望んでいただけに、不満げな様子を見せていた。

なお20分過ぎにはパーマーもピッチを退いたが、マレスカ監督はその理由について「鼠径部の違和感が続いている」と説明している。

ポルトガル代表のネトは今季ここまでプレミアリーグで1ゴールを記録。加入初年度の昨季はリーグ戦35試合で4ゴール6アシストをマークしており、チェルシー攻撃陣の要として期待されている存在である。

チェルシーは次節、9月27日にホームでブライトンとの対戦に臨み、リーグ戦3試合ぶりの勝利を目指す。

原文:Wayne Rooney criticizes Enzo Maresca for substituting key Chelsea man
翻訳:小山亮(スポーティングニュース日本版)

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小山亮 Akira Koyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。埼玉県出身。都内の大学に在学中。15年間にわたりサッカーに打ち込んできたが、プロの試合観戦や分析も趣味。幼少期からJリーグや欧州サッカーを追いかけ、現在は年間20試合以上をスタジアムで観戦している。大学のサークルでは監督を務め、全国2位を経験した。

Dorothy Howard

Dorothy Howard is a freelance soccer writer for The Sporting News. Dorothy loves all things sports, especially soccer. She is unfortunately a hardcore Manchester United fan, but loves the USWNT. Since starting her career, she has published work for multiple sports sites, and is a trusted name in sports reporting.