スイス代表のムラト・ヤキン監督は、ミランに加わったアルドン・ヤシャリの活躍を信じている。
ヤシャリは先日、クラブ・ブルージュからミランに加入した。一時は交渉難航が伝えられたが、最終的には選手が希望する移籍が成立している。移籍金は総額3700万ユーロ(約63億6400万円/1ユーロ=172円換算)と伝えられた。
ヤキンは『Gazzetta dello Sport』紙で、ヤシャリを「モダンなインサイドハーフだ」と評している。
「平均を上回るフィジカルとテクニックのクオリティーだ。でも、彼のことで私が最も好きなのは姿勢だよ。ハードワークするし、野心的。リーダーのカリスマを持つんだ」
同じクラブ・ブルージュから高額の移籍金で加わったシャルル・デ・ケテラーレは、ミランで期待された活躍を見せられなかった。イタリアの名門、本拠地サン・シーロの重圧に苦しんだとされる。
だが、ヤキンは「まったく心配していない」と、ヤシャリの活躍に太鼓判を押した。
「わずか19歳でルツェルンのキャプテンだった。スイスを出て1年目で、欧州チャンピオンズリーグを含め、全員を納得させた。サン・シーロでうまくやり、トップになるだけのパーソナリティーとメンタリティーがあるよ」
今季のミランにはルカ・モドリッチというビッグネームも加わった。当然、ヤシャリにとっては良い模範となるだろう。ヤキンも「モドリッチほどのこの上ないカンピオーネがいることは、アルドンのような若い選手にとって大きな特権だ」と述べている。
「ピッチだけでなく、ピッチの外、ロッカールームでも、ヤシャリやほかの選手を助けるだろう」
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