マンチェスター・シティは、ライバルのアーセナルとの試合で1-1の引き分けに終わり、2025-2026プレミアリーグの序盤は引き続き波のある滑り出しとなった。
ペップ・グアルディオラにとって、元アシスタントコーチのミケル・アルテタとの再会は劇的な結末を迎え、エミレーツで勝ち点を分け合う形となった。
アーリング・ハーランドの鮮やかな先制ゴールは、ノースロンドンでのシティにとって完璧な幕開けとなった。ノルウェー代表ストライカーは開始9分でゴールを決め、ホームの観客を沈黙させた。
後半に入るとアーセナルが試合の主導権を握り、グアルディオラは1点差を守り切ろうと試みたが、アルテタは終盤にかけて攻撃的な選手を次々と投入した。
そして後半アディショナルタイム3分、アルテタの交代策が実を結んだ。エベレチ・エゼの絶妙なパスに抜け出したガブリエウ・マルティネッリが、ジャンルイジ・ドンナルンマの頭上を抜くループシュートを決め、アーセナルが土壇場で勝ち点1をもぎ取った。
アーセナルは週中のUEFAチャンピオンズリーグ開幕戦でアスレティック・ビルバオに勝利しており、シティに比べて2日間多く休養を取っていた。一方、日本時間の金曜日にシティはナポリに2-0で勝利していたが、グアルディオラはより守備的な戦い方に傾いた理由として日程面の影響を挙げ、勝利を逃した要因とした。
「我々は精神的に強かった。彼らが優れているため、我々のハイプレスがうまく機能しないときにプレーするのは難しい」(BBC Sport より)
「昨季は5-1で負けたが、今日は引き分けた。満足だとは言えないが、不当な結果だとも言えない」
「今週は厳しかった。マンチェスター・ユナイテッド、ナポリ、そして今日。セリエAの王者との試合やダービーはいつも難しい。我々は一歩一歩進んで勝ち点を積み重ねていく必要がある」

「相手の方が優れているときには、我々はより深く守り、カウンターを狙う。しかし、それが我々の意図ではない。今日は勝ち点1を受け入れるしかないし、試合によっては調整が必要だ」
アルテタは、これでプレミアリーグにおける直近5試合でグアルディオラに負けておらず、カタルーニャ人監督に対する自己最高の戦績を記録した。一方、シティは今季ここまで5試合を終えて順位表で9位に位置している。
原文:Pep Guardiola claims schedule forces Man City to 'adapt and accept' Arsenal draw
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
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