リバプール主将ファン・ダイク「改善が急務」 敗戦後にチームへ警鐘

小山亮 Akira Koyama

Dorothy Howard

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プレミアリーグ2025-2026シーズンが9月27日(土)に行われ、王者リバプールが敵地でクリスタル・パレスに痛恨の敗戦を喫した。

終了間際にフェデリコ・キエーザのゴールで追いついたものの、元アーセナルFWエディ・エンケティアに決勝点を許し、勝ち点を逃す結果となった。

アルネ・スロット監督率いるチームは開幕5連勝で好スタートを切っていたが、今季は終盤の得点に救われる展開が目立ち、不安定な戦いぶりが続いている。

ファン・ダイク主将が敗戦後に語ったこと

試合後、主将のフィルジル・ファン・ダイクはチームのパフォーマンスに厳しい言葉を投げかけた。

「我々のパフォーマンスには失望している。敗戦そのものにも失望しているが、特に内容に対する失望が大きい。正直なところ、もし引き分けていたとしても、勝ち点1は取りすぎだったと感じている。今はそういう気持ちだ」

「心配する理由はないと思うが、早急に改善しなければならない。火曜日にはトルコで非常に難しい試合が待っている。しっかり準備をしなければならない」

続けて、この試合の敗因についてこう振り返った。

「今日はサッカーの基本ができていなかった。こういう日もあるかもしれないが、シーズンを通して今日だけにしたい」

「彼ら(クリスタル・パレス)が17試合無敗なのには理由がある。非常に崩しにくく、規律を守ってプレーしている。深い位置で守ることをいとわず、そのうえカウンターでは質の高い攻撃で脅威を与えてくる」

「ただ、最大の原因は自分たちにあった。ポゼッションは雑で、セカンドボールの争いにも勝てず、相手に流れを渡してしまった。前半のうちに3、4点取られていてもおかしくなかった。幸いにも、世界最高のGKがいてくれたおかげで大敗は免れた。仮に引き分けていたとしても、勝ち点1は取りすぎだったと思う」

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最後に、今後の戦いに向けて冷静さの重要性を説いた。

「今一番の課題は冷静さを保つことだ。以前から何度も言っているが、浮かれすぎても落ち込みすぎてもいけない。外野の声に左右されず、ひたすら改善に取り組むことが大切だ」

「自分たちがもっと良くできる部分は誰もが分かっているし、今日の試合でそれは明確になった。火曜日には大観衆の前でチャンピオンズリーグの試合があり、再び立て直すチャンスがある。そこから次の試合、さらにその次の試合に集中していくつもりだ」

リバプールはこのあと、チャンピオンズリーグでガラタサライと敵地で対戦。その後はプレミアリーグでチェルシーとのビッグマッチが控えている。

原文:Liverpool captain admits team needs to 'improve quickly' after loss
翻訳:小山亮(スポーティングニュース日本版)

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小山亮 Akira Koyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。埼玉県出身。都内の大学に在学中。15年間にわたりサッカーに打ち込んできたが、プロの試合観戦や分析も趣味。幼少期からJリーグや欧州サッカーを追いかけ、現在は年間20試合以上をスタジアムで観戦している。大学のサークルでは監督を務め、全国2位を経験した。

Dorothy Howard

Dorothy Howard is a freelance soccer writer for The Sporting News. Dorothy loves all things sports, especially soccer. She is unfortunately a hardcore Manchester United fan, but loves the USWNT. Since starting her career, she has published work for multiple sports sites, and is a trusted name in sports reporting.