レアル・マドリードの背番号10をギュレルではなくエムバペが継承、ファンの間で賛否

小鷹理人 Masato Odaka

Rwittika Chakraborty

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ルカ・モドリッチは、この夏にサンティアゴ・ベルナベウを去り、13年にわたる輝かしいレアル・マドリードでのキャリアに幕を下ろした。

クロアチアのスターは、偉大な功績だけでなく、自身の象徴でもあった背番号10番も残していった。モドリッチがレアルでのラストマッチを終えた際、アルダ・ギュレルに自身のユニフォームを手渡す場面が見られ、それは「後継者への引き継ぎ」のようにも見えた。

しかし、2025-2026シーズンでこの背番号10を誰が着けるかの最終決定権はクラブにあり、レアル・マドリードはキリアン・エムバペにこの番号を与える予定だ。

エムバペはフランス代表でも背番号10を着けており、レアルでも同じ番号を望んでいたとされる。ただし昨シーズンの加入時点では、この番号は空いていなかった。

そして今回、エムバペがアルダ・ギュレルではなく背番号10を与えられたことについて、多くのファンは納得していない。彼らはトルコ出身の若き才能こそがモドリッチの後継者としてふさわしかったと考えている。

一方で、エムバペの10番継承を支持する声もある。

ファンの反応は?

エムバペに背番号10を与えるという今回の決定は、彼自身の希望を叶えただけでなく、クラブにとっても大きな収益につながる動きとなった。

昨年、ベルナベウに加入した際、エムバペには背番号9が与えられ、そのユニフォームの売上は急増した。今回の新たな背番号も、マーケティング戦略としては非常に有効であり、エムバペの世界的なブランド価値もさらに高まるだろう。

ただし、この決定がすべてのファンに歓迎されたわけではない。ギュレルに10番を与えるべきだったという声も根強く、一方ではエムバペの経験と実績こそがこの番号にふさわしいと主張する意見もある。

Here are some of the fans' posts on X (formerly Twitter):

 

この背番号10を巡る議論はしばらく続くかもしれないが、レアル・マドリードは2025年8月19日にホームで行われるオサスナとのラ・リーガ開幕戦で新シーズンの幕を開ける予定だ。

原文:Fans torn over Kylian Mbappe receiving Real Madrid's No.10 shirt over Arda Guler
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)

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小鷹理人 Masato Odaka

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。埼玉県出身。南アフリカW杯を機にサッカーに魅了され、欧州サッカーを中心に幅広く観戦。大学・大学院でスポーツマネジメントを専攻し、理論と実践の両面からスポーツを追求。フットサル部では全国大会出場経験あり。趣味はスポーツ観戦でサッカー、格闘技、MLBなど幅広く観戦。NBAは現在勉強中。

Rwittika Chakraborty

Rwittika Chakraborty is a content producer for The Sporting News. Based in India, she holds a Bachelor's degree in Journalism and Mass Communication from SRM Institute of Science and Technology.