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【セリエA】インテル移籍騒動でルックマンは60~100%減俸の恐れも?

坂東実藍 Miran Bando

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アタランタとの決別を表明したアデモラ・ルックマンが、対決姿勢を強めている。

昨年夏、パリ・サンジェルマンの関心を受けた際、ルックマンはアタランタに一時離脱を求めて移籍を望んだ。だが、両クラブが本格的な交渉に至ることはなく、選手はチームに残留した。

そして今夏、インテルが獲得希望を表明し、再びルックマンは去就がとりざたされている。地元メディアによると、すでに条件面では個人合意に達した。ルックマンはより好条件を提示したナポリの誘いも断り、インテル加入を求めているという。

だが、インテルは当初4000万ユーロ(約68億4000万円/1ユーロ=171円換算)、次に総額4500万ユーロ(約76億9500万円)のオファーを出したものの、アタランタは首を縦に振らず。これを受け、ルックマンはインスタグラムでアタランタ関連の投稿を削除。プロフィールから「アタランタの選手」という文言も消している。

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さらに先日、ルックマンはSNSで移籍希望を表明。アタランタが「理解できない理由でその機会を阻んでいる」と主張し、「約束が守られていない」「自分が正しいと思う立場をとる以外に選択肢がないことが分かった」とクラブを批判した。

以降、ルックマンは週明けからアタランタの練習に姿を見せていない。ケガからの回復のための個別メニューをこなさず、『Gazzetta dello Sport』紙によると、ロッカーの大半も整理したという。

同紙がイタリアのスポーツ法の専門家に取材したところによれば、選手の契約不履行が繰り返されれば、アタランタは減俸や契約解消を求めることができる。最大で60%、特殊なケースでは100%の減額が可能で、極端な場合にクラブが損害賠償の法的措置をとることもできるとのことだ。

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坂東実藍 Miran Bando

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。