ウェストには才能ある選手が、イースト以上に多く集まっている。
このカンファレンスには、アワード受賞者、スタッツリーダー、チャンピオン、将来の殿堂入りが確実な選手、そして歴代最高の選手たちが多く名を連ねている。事実として、現役でMVP受賞歴がある選手は9人いるが、うち6人がウェストのチームに所属している。
ビクター・ウェンバンヤマのような未来のスーパースターから、レブロン・ジェームズ、ステフィン・カリーのようなレジェンドまで、ウェストの層の厚さはすさまじく、ランキング決定も困難を極めた。
【イースト編】トップ10選手を予想|NBA2025-26シーズン
今回は2025-26シーズンの、ウェスタンカンファレンスのトップ10選手を考えていく。
2025-26シーズンの西トップ10選手予想

1位:二コラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)
ヨキッチは現在のNBAで最高の選手であるだけでなく、歴史上で見ても最も素晴らしい活躍を続けている選手の一人だ。2021年以降、ヨキッチは3度のMVPを受賞し、受賞しなかった2年間はMVP投票で2位につけていた。そして、彼自身も認めるように、2位に終わった2024-25シーズンが彼のキャリアで最も素晴らしいシーズンだったという声もある。ヨキッチが全盛期にあることは疑いようがなく、NBA最高の選手の名を欲しいままにしている。毎晩トリプルダブル級の活躍を残し、フランチャイズを一身に背負う彼の双肩は、彼がNo.1であることの何よりの証拠だ。

2位:シェイ・ギルジャス・アレクサンダー(オクラホマシティ・サンダー)
単純なマイルストーンだけを考えると、シェイは NBA史上最高のシーズンを過ごした。得点王を獲得し、オールスターのスターターに選ばれ、オールNBA1stチーム、シーズンMVP、ウェスタンカンファレンスファイナル MVP、NBA優勝、NBAファイナルMVP を獲得した。昨シーズン、彼はNBAを席巻したし、今後も向上していくだろう。彼が全盛期を迎えていることは間違いない。来シーズン、いくつかの個人賞や実績を取りこぼしたとしても、シェイは依然としてこのランキングの上位にいるだろう。彼自身にとって、昨シーズンの実績は再現するのが難しいほど素晴らしいものだった。

3位:アンソニー・エドワーズ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)
エドワーズのプレイは、プライドと自信を伴って着実に成長している。エドワーズ自身、彼のNBAでの立場と将来性を高く評価しており、その姿勢はスーパースターとしての成長に必要なものだ。彼の3Pシュートの成功数と成功率は、昨シーズンのサプライズの1つであり、彼が新たなスタイルを導入しようとしている証拠であった。今の彼に求められるのはNBAファイナル進出だが、2年連続でカンファレンスファイナルに進出したことを考えると、彼がNBAを制する日もそう遠くはないだろう。
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4位:ルカ・ドンチッチ(ロサンゼルス・レイカーズ)
世紀のトレードによって、ドンチッチは一時的な逆境に直面した。5年連続でオールNBA1stに選出されていたドンチッチだが、昨季はオールNBAに選出されなかった(規定試合数に達しなかったため)。しかし、依然として彼はNBAで最高の才能の持ち主であり、チームを強くさせ、試合を支配する能力を備えている。プレシーズンでは、ドンチッチがフィットネスに関する多くの批判を乗り越え、しっかりとコンディションに磨きをかけたかどうかが注目される。もし改善が見られれば、来シーズン以降、彼のディフェンスが向上する可能性もある。

5位:ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
昨シーズンのカリーは、ここ10年間で最も低い平均得点(24.7)と、キャリアで2番目に低い3ポイント成功率(39.7%)を記録した。しかし、カリーにしては低水準だっただけであって、ほとんどの選手を圧倒的に上回っていた。彼は依然としてリーグ屈指のスコアラーであり、非常に効率のいいシューターである。パフォーマンスの低下は避けられないであろうし、来シーズンに顕著に現れるかもしれない。だがそれまでは、カリーはウェスト屈指のスーパースターとして、ここに名を連ねるだろう。

6位:アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)
デイビスにとって、昨日も、今日も、そして明日も、健康がすべてだ。彼は、マーベリックスでの最初のシーズン、いや、最初の試合でさえ、、最後までプレイすることができなかった。それが、この世代で最も優れたツーウェイプレイヤーの一人である彼の現実なのだ。間違いなく、デイビスは数少ない才能の持ち主であり、2025-26シーズンも我々は彼の実力を思い知るだろう。彼のシュートレンジとポストアップはダブルチームを引き付け、リバウンドとショットブロックの能力は、彼を唯一無二の存在にしている。ただ、彼の怪我の多さが、彼と彼のチームを歯がゆい立場に追いやっているだけなのだ。

7位:ケビン・デュラント(ヒューストン・ロケッツ)
30代後半に差し掛かっても、デュラントは依然として誰が相手でも得点を量産できる。彼を求めるチームは減っているかもしれないが、時間はまだ十分にある。デュラントには、無理なシュートを1本も打たなくても、一晩で30点、40点をマークできる力がある。ドリブルからのプルアップ、ミドルレンジ、ロングレンジなどの多彩なシュート力が、彼が依然としてNo.1オプションである理由だ。またディフェンス、リバウンド、パスも年齢を考慮すれば高水準を維持している。2024年のアメリカ代表チームメイトであるカリーとレブロン・ジェームズ同様、デュラントは年齢を重ねてもなお、ハイレベルなパフォーマンスを見せ続けている。

8位:カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ)
レナードにも「健康であれば」という文言が常について回る。しかし、彼がコートに立ち、35 分以上プレイできる場合、試合への影響力は明らかである。高いシュート力(過去3シーズンで3P成功率は 41%)と、堅実なアイソレーション能力を持ち、素晴らしいディフェンダーでもあるレナードは、34歳になっても依然としてトッププレイヤーであり続けている。彼は2度、最優秀守備選手賞を受賞しているが、65試合以上の出場が条件であるため、今後この賞やその他の賞の受賞資格を得ることはないかもしれない。しかし、最高の選手のランキングを考えるのならば、レナードを外すのはナンセンスだ。
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9位:レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)
バスケットボールの歴史上、20年間のキャリアを通じてエリートであり続けた唯一の漢、それがレブロンだ。彼は明らかにピークを過ぎているが、それは当然のことだ。それでもトップ選手に留まっているのは、彼のプレイの衰えがわずかで、しかもディフェンス面に限定されているからだ。レブロンは、スタッツ面で貢献する力、最後のシュートを放つ力、チームメイトのためにチャンスを創出する能力を依然として保持している。これは、彼の才能、プライド、そしてIQがそれを可能にしているからだ。レブロンが年齢に屈するようなことがあれば衝撃的だろう。なぜなら、我々は40代になっても、レブロンが高いレベルでプレイし続けることを信じて疑わないからだ。

10位:ビクター・ウェンバンヤマ(サンアントニオ・スパーズ)
ウェンバンヤマは次世代の顔であり、221cmの体格ながらガードのようなスキルを持つ異色の選手だ。NBAのコートに立った瞬間から、彼はエリート級のディフェンダーだった。最低出場試合数を満たせば、今後のシーズンで最優秀守備選手賞の最有力候補になるのは確実だ。ウェンバンヤマは現時点ではリーグの看板選手ではないし、急いでその称号を与える必要もない。彼のプレイは進化を続けていて、すでにオールスター級のレベルにあるというのは、非常に恐ろしいことだ。
【イースト編】トップ10選手を予想|NBA2025-26シーズン
その他の候補者
- ジェームズ・ハーデン(ロサンゼルス・クリッパーズ)
- ジェイレン・ウィリアムズ(オクラホマシティ・サンダー)
- ジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)
- デビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)