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ペイサーズのファイナル第1戦での逆転勝利における最もクレイジーな5つのスタッツ

Gilbert McGregor

佐藤瑞紀 Mizuki Sato

ペイサーズのファイナル第1戦での逆転勝利における最もクレイジーな5つのスタッツ image

2025年のNBAプレイオフで、インディアナ・ペイサーズは「不可能を可能にする」ことを習慣にしてきた。そして、それは日本時間6月6日に行われたNBAファイナル第1戦でも発揮された。

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ペイサーズは第4クォーターで最大15点差をつけられていたが、それも問題ではなかった。チームは最後まであきらめずにじわじわと点差を詰め、タイリース・ハリバートンのブザービーターにより、111-110で劇的な逆転勝利を収めた。

当然のことながら、試合終盤のペイサーズの勝率は極めて低かった。その『あり得ない』確率も含め、今回の逆転劇には、信じがたいデータがいくつも詰まっている。

    サンダーとのNBAファイナル第1戦におけるペイサーズの信じられない5つのスタッツ

    逆転のペイサーズ

    NBAファイナル第1戦は、2025年のNBAプレイオフにおいて、ペイサーズが15点以上のビハインドから逆転勝利した5試合目となった。これは1998年以降、単一のプレイオフで最多の記録である。

    ペイサーズは今プレイオフにおいて15点以上リードされていた試合で5勝3敗と、驚異的な粘り強さを証明している。

    前代未聞の逆転

    逆転のペイサーズであることを再確認しただけでなく、NBAの歴史に新たな1ページを刻んだ。

    ファイナル第1戦の試合以前、1997年以降のNBAファイナルで残り3分以内に7点以上リードされていたチームは、0勝121敗という記録だった。だが、ペイサーズがこれを打ち破り、記録は「1勝121敗」に更新された。

    残り0.3秒

    ハリバートンが残り0.3秒で決めたジャンパーは、決勝点であると同時に、この試合でペイサーズが初めてリードを奪った瞬間でもあった。

    試合を通じてリードしたのがわずか0.5秒未満という状況で勝利したのは、1998年以降でペイサーズが4チーム目。また、これは1971年以降のファイナルで、試合中に初めてリードを奪ったタイミングとしても最も遅い記録となった。

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    7500万分の1の奇跡

    今プレイオフでペイサーズが見せた逆転劇は、どれも信じ難いものだった。

    以下は各試合における勝率(=その時点での勝利の可能性):

    • NBAファイナル 第1戦(対サンダー):3.0%
    • 東決勝 第1戦(対ニックス):0.3%
    • 東準決勝 第2戦(対キャバリアーズ):2.1%
    • 東1回戦 第5戦(対バックス):0.7%

    ペイサーズは、上記すべての試合で勝利している。

    この勝率を掛け合わせると、すべて勝つ確率は7500万分の1。ペイサーズは『運命づけられたチーム』なのかもしれない。

    450日ぶり

    オクラホマシティ・サンダーは、2024-2025シーズンの東地区チームとの対戦で29勝1敗を記録しており、ホームでの東地区戦は15勝0敗と無敗だった。

    最後の敗戦は2024年3月12日。相手は奇しくもペイサーズだった。

    そして450日後のこの日、インディアナは再びサンダーを破り、サンダーの東地区チームのホーム無敗記録に終止符を打った。

    原文:Pacers' low win probability among 5 wildest stats from comeback win vs. Thunder in Game 1 of NBA Finals
    抄訳:佐藤瑞紀(スポーティングニュース日本版)


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    Gilbert McGregor

    Gilbert McGregor first joined The Sporting News in 2018 as a content producer for Global editions of NBA.com. Before covering the game, McGregor played basketball collegiately at Wake Forest, graduating with a Communication degree in 2016. McGregor began covering the NBA during the 2017-18 season and has been on hand for a number of league events.

    佐藤瑞紀 Mizuki Sato

    京都府生まれ、立命館大学卒。The Sporting Newsのアシスタントエディター。大学在学中は、ファッションに携わり、Levi'sやセレクトショップでスタッフとしてキャリアをスタート。大学卒業後に上京し、ファッションとカルチャーを結びつけた記事を執筆。バスケ未経験ながら、2015年にカリーのプレーに魅了され、NBA観戦が大好きになる。