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NBAのFA市場でレイカーズが狙う補強候補たち:2025年オフシーズンのターゲット

Gilbert McGregor

坂東実藍 Miran Bando

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八村塁が所属するロサンゼルス・レイカーズは、ロスター改善のために明確なビジョンでフリーエージェント市場に臨んだ。だが、獲得した選手と同じだけ選手を失って初日を終えている。

2024-2025シーズンのレイカーズは、50勝32敗でウェスタン・カンファレンスの第3シードを獲得した。だが、プレイオフはわずか5試合でファーストラウンド敗退にとどまっている。ルカ・ドンチッチ、レブロン・ジェームズを中心とするチームだけに、繰り返すことは許されない。だが、そのためには補強が必要だった。

FAが始まる前、ジェームズ陣営からははっきりとした球団への重圧があった。エージェントが「レブロンの人生とキャリアのこのステージにおいて、何が彼にとって最善なのかを評価したい。毎年彼は残りを大事にしたいと望んでいるんだ。レイカーズはそれを理解し、サポートして、彼にとってのベストを望んでいる」と話している。

そのため、レイカーズには普段以上に注目が集まった。しかし、FA市場初日は彼らにとって有利に進まなかった。3ポイントショットと守備を得意とするドリアン・フィニー・スミスがヒューストン・ロケッツと契約と報じられている。レイカーズは代わりに23歳のジェイク・ラレイビアを獲得するようだ。

若返りにはなるが、レイカーズにはもっと補強が必要だろう。FAのターゲットとしていた選手たちは、多くがすでにいなくなってしまった。

ここでは、レイカーズが今オフシーズンで狙うべき選手たちをまとめる。

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FA市場2日目に向けてレイカーズが狙うべきオフシーズンの補強候補

Soobum Im

1. ディアンドレ・エイトン

火のない所に煙は立たない。エイトンがレイカーズに加わる兆しはある。FAの前にポートランド・トレイルブレイザーズとエイトンは契約のバイアウトで合意した。これでエイトンはレイカーズのセンター補強候補リストでトップに立つ。

元ドラフト全体1位指名のエイトンだが、努力という点で安定感への懸念がある。それでも、攻撃面でスキルがあり、集中していれば守備で違いをつくれる選手だ。また、エイトンとドンチッチはドラフト同期で以前からの関係がある。

2. ディアンソニー・メルトン

メルトンもレイカーズ移籍がうわさされている。ひざの前十字じん帯の負傷明けだが、ロサンゼルス生まれで南カリフォルニア大学出身。相手の攻撃の起点を守ることができ、リーズナブルな契約で一定のペリメーターショットをもたらす。

問題は、メルトンの健康と、新シーズンの初日から稼働できるかどうかだ。

3. アミア・コフィー

本数は多くないが、コフィーは通算38.4%の3P成功率を記録している。あまり注目されていないが、レイカーズの補強候補となるかもしれない。6フィート7インチ(約201センチ)とサイズもあり、新シーズンで28歳。ロスターの平均年齢を上げることはない。レイカーズの財政面での制約を考えれば、現実的なターゲットだ。

4. ティム・ハーダウェイJr.

デトロイト・ピストンズの今オフシーズンの狙いから、ハーダウェイJr.は退団しそうだ。ダラス・マーベリックス時代にドンチッチとプレイした経験を持つ。JJ・レディック・ヘッドコーチが評価する3Pを多く放つ選手だ。直近のシーズンでは、44勝をあげたピストンズのスターターとして、平均11.0得点を記録している。

5. ウォーカー・ケスラー

時間とともに可能性は低くなっているようだが、レイカーズは「不可能はない」と証明し続けている。ユタ・ジャズは再建中で、彼らが一定の将来に集中するのであれば、レイカーズは新シーズンで24歳になる7フッターを獲得するためにトレードするかもしれない。

ケスラーはそのリムプロテクションやロブでの脅威で、ドンチッチにとって完ぺきな相棒となる。

6. クリス・ブーシェイ

レイカーズがオーソドックスではないフロアスペーシングのビッグマンを望むなら、ブーシェイは適任だろう。トロント・ラプターズでは一時起用されなかったが、それでも平均10.0得点、3P成功率36.3%を記録した。

ショットブロックに関して本能的なセンスを持ち、努力する姿勢も常に特筆に値する。

原文:Lakers free agency 2025: Deandre Ayton headlines LA's best offseason targets entering Day 2(抄訳)
翻訳:坂東実藍


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Gilbert McGregor

Gilbert McGregor first joined The Sporting News in 2018 as a content producer for Global editions of NBA.com. Before covering the game, McGregor played basketball collegiately at Wake Forest, graduating with a Communication degree in 2016. McGregor began covering the NBA during the 2017-18 season and has been on hand for a number of league events.

坂東実藍 Miran Bando

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。