アーロン・ジャッジにとっては、喜ばしいコメントではなかった。
現地19日(火)のヤンキースの試合前、アーロン・ブーン監督がジャッジの右肘についてコメントし、ジャッジはそのコメントについて質問を受けた。
ブーン監督はジャッジの状態について以下のように語っていた。
「我々は彼が苦もなく、怪我することなくプレイできるように努めている。今年中に彼が普通に投げられる状態まで戻ることはないと考えているが、それはそれでいい。少なくとも今は、彼が試合に出られて、怪我なく力を発揮できる状態にすることだ」
だが、ジャッジは負傷した肘が今年は正常な状態に戻らないというブーン監督のコメントを快くは思わなかった。
「彼はこの2週間、私が投げる様子を見ていない。自分は元の状態に戻れる自信がある」
ブーン監督がなぜそのような発言をしたのかという質問には、ジャッジは「分からない」とだけ答えた。
ジャッジは現地8月5日に復帰して以来、11試合すべてでDHで出場している。その間の成績は打率 .229、2本塁打、6打点となっている。
ジャッジがDHを務める間、ヤンキースはジャンカルロ・スタントンがライトに入っている。だが、スタントンの機動力が限られていること、そしてスタントン自身もシーズン序盤に肘の故障で戦線離脱していたことを考えると、この起用もチームにとって理想的な状況とは言えない。
しかし最も理想的ではないのは、ジャッジとブーン監督の意見が一致していないように見えることだ。ヤンキースの監督とすれば、チームで最高の選手を下手な形で刺激しないよう注意すべきだろう。
原文:Yankees’ Aaron Judge questions manager Aaron Boone in injury disagreement
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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