大谷翔平に火が着いた。現地23日(水)の夜、大谷は5試合連続となる第37号ホームランを放ち、ロサンゼルス・ドジャースのチーム記録に並んだ。
1回裏、ミネソタ・ツインズの右腕クリス・パダックと対峙した大谷は、カーブをセンター方向へ441フィート(約134メートル)のホームランに仕留めた。このホームランで今季のホームラン数を37本とした大谷はダイヤモンドバックスのエウヘニオ・スアレスを上回り、ナ・リーグの単独トップに立った。
このホームランで、大谷はドジャース史上7人目の5試合連続ホームランを達成した。同記録を達成した他の選手にはマックス・マンシー、ジョック・ピーダーソン、ロイ・キャンパネラといった選手たちがいる。
この連続ホームラン中、大谷は3本をセンターへ、2本を逆方向へと打ち込んでいる。
また2018年にメジャーリーグ入りして以来、大谷は440フィート(約134メートル)以上のホームランを46本放っているが、そのうち3本が先週打ったホームランだった。
様々な記録を次々と樹立する大谷
水曜日のホームランは、大谷のキャリア通算262本目のホームランとなり、MLB最初の8シーズンで記録したホームラン数ではフランク・ロビンソン(レッズほか)と並んで史上10位に並んだ。次のターゲットはテッド・ウィリアムズ(レッドソックス)の265本となる。
また、大谷は8月1日までの本塁打数でチーム記録を保持しており、バリー・ボンズ(45本、ジャイアンツほか)とルイス・ゴンザレス(41本、ダイヤモンドバックスほか)が40本を超えた2001年以降では、ナショナル・リーグでトップの数字となっている。
大谷は9回裏には故意四球で出塁し、フレディ・フリーマンのサヨナラヒットで決勝点のホームを踏んだ。これはドジャースの今季8度目のサヨナラ勝利だった。
大谷は現地25日(金)にボストンで行われるレッドソックスとの試合で6試合連続のホームランを狙う。MLBの連続試合ホームラン記録は8試合で、デイル・ロング(パイレーツほか)、ドン・マッティングリー(ヤンキース)、ケン・グリフィーJr.(マリナーズほか)が保持している。グリーンモンスターがそびえ立つフェンウェイ・パークではあるが、よくボールが見えている今の大谷の状態を考えれば、決して不可能とは言えないだろう
原文:Shohei Ohtani slugs HR in fifth straight game; inches toward MLB history
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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