メジャーリーグ(MLB)の歴史を紐解いても、ジョージ・カービーに並ぶものはいない。
シアトル・マリナーズの右腕のように四球を与えなかった投手は、MLBの歴史上にこれまで存在しなかったからだ。
MLBデビュー以来キャリア通算100試合の先発登板で、カービーが与えた四球の数は77個だった。
これがMLBの新記録となった。『OptaStats』によると、これまで最初の100試合の先発登板で最少の与四球の記録は、カルロス・シルバが記録した『87』だった。
これ自体、想像できないほど低い数だが、カービーがMLBの100年を超える歴史でこの記録を11.5%も更新したことはさらに驚くべきことだ。
27歳のカービーは2019年にイーロン大学からマリナーズに1巡目で指名された。
元々有望な選手だと評価されていたカービーだが、マリナーズでさえもここまでの精度をマウンドで発揮するとは予想していなかっただろう。
現代の野球界で、カービーが成し遂げたことを再現するのは困難なことだ。
この先もカービーがキャリアを通じて正確なピッチングを見せ続け、この記録を保持し続けることになるのか注目される。
原文:Mariners' George Kirby shatters MLB record with precise first 100 career starts
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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