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ジャイアンツのCEOラリー・ベア氏がバリー・ボンズの銅像を建てる計画と発言

石山修二 Shuji Ishiyama

Aaliyan Mohammed

ジャイアンツのCEOラリー・ベア氏がバリー・ボンズの銅像を建てる計画と発言 image

かつてサンフランシスコ・ジャイアンツでプレーしたバリー・ボンズについてある計画が公表された。ボンズが残したスタッツはメジャーリーグの歴史でもトップレベルのものではあるが、その実績にはいつかの疑問も提示されており、ボンズは今なお殿堂入りを果たせていない。

ジャイアンツの最高経営責任者(CEO)であるラリー・ベア氏は、オラクル・パークの外にボンズを称える像を建設する計画について発言した。もし実現すれば、ボンズはウィリー・メイズ、ウィリー・マッコビー、オーランド・セペダ、フアン・マリシャル、ゲイロード・ペリーといったジャイアンツのレジェンドたちに肩を並べることになる。

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「この件について、私たちの中ではまったく異論がない」と、ベア氏は現地26日(木)にYouTube番組「The Morning Roast」の中で語った

「検討中だ、とだけ言っておこう。バリーは像を立てるにふさわしい人物であり、次は彼だと言えるだろう。正確な場所や日付、時期はまだ決まっていないが、あなたの言うことは私たちの考えとまったく同じだ」

「おそらく気づいていると思うが、昨年、今年と、最近バリーの姿をよく姿を見かけるようになった... 実現は近い。私が言えるのは、実現は近いということだけだ」

ボンズはそのキャリアを通じて7度のMVP、14度のオールスター選出、8度のゴールドグラブ賞、12度のシルバースラッガー賞、2度の首位打者に輝いている。そして、通算本塁打でMLB歴代トップである762本をはじめ、通算四球2,558個、通算WAR162.8でも歴代1位の記録を持つにもかかわらず、ボンズは殿堂入りを果たしていない。

MLBでプレーする選手たちがステロイドを使用していた時代にプレーしていたボンズもまた引退後に薬物使用が取り沙汰され、MLBの歴史におけるボンズの位置付けについてはさまざまな議論が巻き起こっている。結果として、ボンズはアメリカ野球記者協会(BBWAA)の投票対象に10年連続で選出されていたが、殿堂入りに必要な75%の票を獲得できず、資格を喪失した。

ジャイアンツは、ボンズがそのユニフォームを着て15シーズンにわたって活躍する姿を目の当たりにしていた。殿堂入りが認められないとしても、チームとして彼の活躍を讃えることには異論がないのだろうが、その決定が野球界のすべての人から受け入れられるとも限らない。

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原文:Giants make controversial Barry Bonds announcement
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)


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石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Aaliyan Mohammed

Aaliyan Mohammed is a sports journalist who graduated from Mississippi State University. He covered MLB prospects for MLB.com. He has also spent time covering the Green Bay Packers as well as college sports in the SEC. His work features interviews with Gilbert Brown, Andre Rison, Mike Leach and multiple MLB executives.