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大谷翔平の活躍にMLBの歴代本塁打王バリー・ボンズが野球の変化を実感

石山修二 Shuji Ishiyama

Riley Overend

大谷翔平の活躍にMLBの歴代本塁打王バリー・ボンズが野球の変化を実感 image

メジャーリーグの史上通算本塁打王は、昔ながらの野球が今も続いていたら、ロサンゼルス・ドジャースのスーパースター、大谷翔平もこれまでのような驚異的な数字を残すことはできなかっただろうと考えている。

元サンフランシスコ・ジャイアンツのスラッガー、バリー・ボンズは、元NBA選手のマット・バーンズとスティーブン・ジャクソンによるポッドキャスト番組 『ALL THE SMOKE』の最新エピソードに出演し、ベイエリアのレジェンドたちと熱い議論を交わした。

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そこでボンズは、数十年前であれば大谷が1試合で複数の本塁打を打ったり、複数の盗塁を成功させれば、報復の対象として狙われることになっていただろうと主張した。

「野球は変わった」と、通算762本塁打で歴代最多本塁打記録を保持するボンズ氏は語った。

「私がプレーしていた頃とはまったく違うゲームになった。マイケル(ジョーダン)や他の誰かが語るようにね。私たちの頃だったら、大谷が2本目のホームランを打とうとすれば、ボールが(耳元を)かすめただろう。私は別に気にしていない。ただ、彼が二塁へ盗塁しようとすれば、誰かが彼の膝を狙ってスピードを落とそうとする。昔のゲームは今とは違っていたんだ」

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ボンズ氏は、今の選手たちには昔に比べて、報復を恐れることなくセレブレーションできると語った。また、「彼らは私が見たこともないほどボールを打っている」と指摘し、打撃練習の時間の増加についても言及した。 

「バッティングに関しては我々よりも上手いはずだ。ホームランを打ったら、バットを放り投げてベースを回り、遊びまわったら、リムジンで送ってもらえるのだから」とボンズは言う。

「我々には許されなかったようなことが彼らには許されている。もし私がそんなことをしていたら、ボールをぶつけられて病院送りになり、その日はプレーすることができなかっただろう」

ボンズ氏は現役時代、MVPを7度、ゴールドグラブを8度受賞し、オールスターにも14回出場した。

ただ、数十年前の野球と現在の野球の文化の違いを強調しながらも、ボンズ氏は大谷の異次元の才能に対しては称賛を惜しまなかった。

「ピッチングにおいてもバッティングにおいても彼の実績は素晴らしいものだ。走塁に関して言えば、完成されていると言える。彼がどんな選手で何を成し遂げてきたかには疑いの余地がない」

原文:7-time MVP takes shot at Dodgers superstar Shohei Ohtani
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

Staff Writer

News Correspondent