【ゴルフ】全米プロゴルフ選手権歴代優勝者一覧:『帝王』ニクラウスが5度の優勝で史上最多タイ

石山修二 Shuji Ishiyama

【ゴルフ】全米プロゴルフ選手権歴代優勝者一覧:『帝王』ニクラウスが5度の優勝で史上最多タイ image

2025年大会はスコッティ・シェフラーが大会初優勝

男子ゴルフ世界四大メジャー大会のひとつに数えられる『全米プロゴルフ選手権』(PGAチャンピオンシップ)が2025年5月15日(木)から18日(日)にかけて、米国ノースカロライナ州シャーロットのクエイル・ホロー・クラブで開催され、スコッティ・シェフラーが-11アンダーで全米プロ初優勝を飾った。

ここでは、1916年の第1回大会から現在までの歴代優勝者を一覧にまとめる。

▶Amazonで松山英樹グッズをチェック!

『帝王』ニクラウスが史上最多タイの5勝、タイガーは4度の優勝

2024年大会までの107回の全米プロゴルフ選手権で最多優勝回数を誇るのは、マッチプレー時代に4連覇を含む5勝を挙げたウォルター・ヘーゲン(アメリカ/1921、1924〜27年)と、ストロークプレー時代以降に5勝を挙げた『帝王』ジャック・ニクラス(アメリカ/1963、1971、1973、1975、1980年)の二人のみ。続いてタイガー・ウッズ(アメリカ/1999、2000、2006、2007年)が2度の2連覇で計4勝を挙げており、ジーン・サラゼン(アメリカ/1922、1923、1933年)、サム・スニード(アメリカ/1942、1949、1951年)、ブルックス・ケプカ(アメリカ/2018、2019、2023年)が3勝で続いている。

アジア勢では2009年にY.E.ヤン(韓国)が優勝したのみで日本人の優勝者はまだ誕生してない。

2017年の今大会で最終日トップに立ちながら11番からの3連続ボギーで失速し、5位に終わり悔し涙を浮かべた松山英樹にとっては、あの時とコースも同じ2025年の全米プロゴルフ選手権での雪辱となる日本人初優勝に期待がかかる。

▶U-NEXTの31日間無料トライアルで、全米プロゴルフ選手権やPGAツアーを楽しもう!

全米プロゴルフ選手権 歴代優勝者一覧

マッチプレー時代

選手出身国・地域スコア
1916年ジム・バーンズイギリス1-up
1917年 - - -
1918年 - - -
1919年ジム・バーンズイギリス6 & 5
1920年ジョック・ハッチソンスコットランド1-up
1921年ウォルター・ヘーゲンアメリカ3 & 2
1922年ジーン・サラゼンアメリカ4 & 3
1923年ジーン・サラゼンアメリカ38 ho.
1924年ウォルター・ヘーゲンアメリカ2-up
1925年ウォルター・ヘーゲンアメリカ6 & 5
1926年ウォルター・ヘーゲンアメリカ5 & 3
1927年ウォルター・ヘーゲンアメリカ1-up
1928年レオ・ディーゲルアメリカ6 & 5
1929年レオ・ディーゲルアメリカ6 & 3
1930年トミー・アーマースコットランド1-up
1931年トム・クリービーアメリカ2 & 1
1932年オーリン・デュトラアメリカ4 & 3 
1933年ジーン・サラゼンアメリカ5 & 4
1934年ポール・ラニアンアメリカ38 ho.
1935年ジョニー・レボルタアメリカ5 & 4
1936年デニー・シュートアメリカ3 & 2 
1937年デニー・シュートアメリカ37 ho.
1938年ポール・ラニアンアメリカ8 & 7
1939年ヘンリー・ピカードアメリカ37 ho. 
1940年バイロン・ネルソンアメリカ1-up
1941年ビック・ゲッツィアメリカ2 & 1
1942年サム・スニードアメリカ-4 / 276
1943年-- -
1944年ボブ・ハミルトンアメリカ1-up
1945年バイロン・ネルソンアメリカ4 & 3
1946年ベン・ホーガンアメリカ6 & 4
1947年ジム・フェリアーオーストラリア2 & 1
1948年ベン・ホーガンアメリカ2 & 1
1949年サム・スニードアメリカ3 & 2
1950年チャンドラー・パーカーアメリカ4 & 3
1951年サム・スニードアメリカ7 & 6
1952年ジム・ターネサアメリカ1-up
1953年ウォルター・バークモアメリカ2 & 1
1954年チック・ハーバートアメリカ4 & 3
1955年ダグ・フォードアメリカ4 & 3
1956年ジャック・バークJr.アメリカ3 & 2
1957年ライオネル・ヒバートアメリカ2 & 1

ストロークプレー時代

選手出身国・地域スコア
1958年ダウ・フィンスターウォルドアメリカ-14 / 276
1959年ボブ・ロスバーグアメリカ-3 / 277
1960年ジェイ・ヒバートアメリカ+1 / 281
1961年ジェリー・バーバーアメリカ-3 / 277
1962年ゲーリー・プレイヤー南アフリカ-2 / 278
1963年ジャック・ニクラウスアメリカ-5 / 279
1964年ボビー・ニコルズアメリカ-9 / 271
1965年デイブ・マーアメリカ-4 / 280
1966年アル・ガイバーガーアメリカE / 280
1967年ドン・ジャニュアリーアメリカ-7 / 281
1968年ジュリアス・ボロスアメリカ+1 / 281
1969年レイモンド・フロイドアメリカ-8 / 276
1970年デイブ・ストックトンアメリカ-1 / 279
1971年ジャック・ニクラウスアメリカ-7 / 281
1972年ゲーリー・プレイヤー南アフリカ+1 / 281
1973年ジャック・ニクラウスアメリカ-7 / 277
1974年リー・トレビノアメリカ-4 / 276 
1975年ジャック・ニクラウスアメリカ-4 / 276
1976年デイブ・ストックトンアメリカ+1 / 281
1977年ラニー・ワドキンスアメリカ-3 / 282
1978年ジョン・マハフィーアメリカ-8 / 276 
1979年デビッド・グラハムオーストラリア-8 / 272
1980年ジャック・ニクラウスアメリカ-6 / 274
1981年ラリー・ネルソンアメリカ-7 / 273 
1982年レイモンド・フロイドアメリカ-8 / 272
1983年ハル・サットンアメリカ-10 / 274
1984年リー・トレビノアメリカ-15 / 273
1985年ヒューバート・グリーンアメリカ-10 / 278
1986年ボブ・ツエーアメリカ-8 / 276
1987年ラリー・ネルソンアメリカ-1 / 287
1988年ジェフ・スルーマンアメリカ-12 / 272
1989年ペイン・スチュワートアメリカ-12 / 276
1990年ウェイン・グラディオーストラリア-6 / 282
1991年ジョン・デーリーアメリカ-12 /  276
1992年ニック・プライス南アフリカ-6 / 278
1993年ポール・エイジンガーアメリカ-12 / 272
1994年ニック・プライス南アフリカ-11 / 269
1995年スティーブ・エルキントンオーストラリア-17 / 267
1996年マーク・ブルックスアメリカ-11 / 277
1997年デービス・ラブIIIアメリカ-11 / 269
1998年ビジェイ・シンフィジー-9 / 271
1999年タイガー・ウッズアメリカ-11 / 277
2000年タイガー・ウッズアメリカ-18 / 270
2001年デビッド・トムズアメリカ-15 / 265
2002年リッチ・ビームアメリカ-10 / 278
2003年ショーン・ミキールアメリカ-4 / 276
2004年ビジェイ・シンフィジー-8 / 280
2005年フィル・ミケルソンアメリカ-4 / 276
2006年タイガー・ウッズアメリカ-18 / 270 
2007年タイガー・ウッズアメリカ-8 / 272 
2008年パドレイグ・ハリントンアイルランド-3 / 277
2009年Y.E.ヤン韓国-8 / 280 
2010年マルティン・カイマードイツ-11 / 277
2011年キーガン・ブラッドリーアメリカ-11 / 272 
2012年ロリー・マキロイ北アイルランド-13 / 275 
2013年ジェイソン・ダフナーアメリカ-10 / 270 
2014年ロリー・マキロイ北アイルランド-16 / 268 
2015年ジェイソン・デイオーストラリア-20 / 268
2016年ジミー・ウォーカーアメリカ-14 / 266
2017年ジャスティン・トーマスアメリカ-8 / 276
2018年ブルックス・ケプカアメリカ-16 / 264 
2019年ブルックス・ケプカアメリカ-8 / 272
2020年コリン・モリカワアメリカ-13 / 267
2021年フィル・ミケルソンアメリカ-6 / 282
2022年ジャスティン・トーマスアメリカ-5 / 275
2023年ブルックス・ケプカアメリカ-9 / 271
2024年ザンダー・シャウフェレアメリカ-21 / 263
2025年スコッティ・シェフラーアメリカ-11 / 273

以下、2025年大会開幕前時点の情報。

全米プロゴルフ選手権のテレビ放送・ネット配信・中継予定

2025年の全米プロゴルフ選手権は、CS放送のゴルフ専門チャンネル『ゴルフネットワーク』での生中継に加え、インターネット配信では『U-NEXT』(ユーネクスト)が独占ライブ中継する。。

残念ながら本大会のテレビ地上波での放送予定はない。また『U-NEXT』のインターネット独占ライブ配信となるため、今回は『ゴルフネットワーク』のインターネット配信『ゴルフネットワークプラス』(Amazonプライムビデオ・サブスクリプション版含む)はじめ、『U-NEXT』以外のプラットフォームでの配信予定もない。

全米プロゴルフ選手権 放送チャンネル一覧

※試合開催・放送配信内容・各サービスの料金等は主催者・放送局の都合により変更になる場合があります。料金は消費税込み価格。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。


全米プロゴルフ選手権2025 関連記事

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。