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On(オン)が陸上男子3000m障害の第一人者・三浦龍司(SUBARU)とアスリート契約

牧野豊 Yutaka Makino

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©︎On Japan

Onとアスリート契約を結んだ三浦龍司

スイスのスポーツブランド「On(オン)」は4月22日、国立競技場で会見を開き、男子3000m障害の日本記録保持者であり、オリンピック2大会連続入賞の三浦龍司(SUBARU)とアスリート契約締結を発表した。

2010年に創設したスイス発のメーカーがさらなる勢いを増している。近年の日本長距離界のトップ選手でも愛用者が散見されるようになったOnだが、今回パートナーに選んだのは、男子3000m障害で新たな時代を切り拓き続ける三浦だった。

三浦は同種目で4年前の東京五輪で7位、昨年のパリ五輪で8位と日本男子のトラック種目では史上初となるオリンピック2大会連続入賞を果たした日本のエースランナー的存在。会見に同席したOnのグローバルアスリートマネジメントを務めるスティーブ・デコーカー氏は、三浦をパートナーに選んで理由について、「Onにとって日本のマーケットを重要視していることはもちろん、リュウジが世界の舞台でも、日本の舞台でもすばらしい実績を残している選手であるため」と説明。加えて「リュウジがトラックで最終的な目標を達成することを支援したい。そして三浦の勝利は我々の勝利。最終的には日本の次世代の選手が、困難に立ち向かうためのインスピレーションを与えるようになれば」と2028年ロサンゼルス五輪に向かうプロセスでの活躍に期待を寄せる。

三浦は今回の契約について、「大変光栄に思っています。自分にとっては、新たな競技人生のスタートだと感じており、今はとても新鮮な気持ちで、モチベーションも一層高まっています」と気持ちを新たにし、Onのシューズの印象について「高反発で、ペース走などでも自然にペースが上がっていく感じ」と語り、ジョグでもレースでも使用するスパイクについては好感触を得ているという(ちなみに現在、ジョグでは『クラウドサーファー2 [Cloudsurfer 2]』を着用している)

2025年シーズンの最大の目標は、会見が行なわれた国立競技場で開催される9月の東京世界陸上選手権でのメダル獲得。

世界のランニングシーンで躍進する新しいパートナーとともに、「ゆくゆくの目標である世界の頂点」に向かっていく。

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牧野豊 Yutaka Makino

東京・神田生まれの神田育ち。上智大学卒。1993年から約30年間、スポーツ専門出版社で雑誌・書籍・ウェブ媒体の取材・原稿執筆・編集全般に携わる。その間、バスケットボール(NBA含む)、アメフト(NFL含む)のムック、水泳競技、陸上競技の月刊定期誌の編集長を歴任。各競技の国内主要大会をはじめ、アジア大会、世界選手権、オリンピック等、国際大会の現地取材を経験。