「傷もできてるくらいなのに」“流血戦”制した人気三役、取組後に見せた振る舞いにファン感心「凄いし偉い」

コントリビューター
柴田雅人 Masato Shibata
「傷もできてるくらいなのに」“流血戦”制した人気三役、取組後に見せた振る舞いにファン感心「凄いし偉い」 image

Jiji Press

大相撲初場所は16日、6日目の取組が行われた。幕内後半に行われた西小結・若元春対東小結・王鵬の一戦では、若元春が取組後に見せた振る舞いに注目が集まった。

若元春は初日から5連敗、王鵬は2勝3敗で迎えたこの一番。立ち合い、若元春は左の前まわしを掴んで攻めようとするも、王鵬の引きに一瞬体勢がぐらついたところからもろ差しを許してしまう。そこから土俵際へ追い込まれ万事休すかと思われたが、ここで起死回生のうっちゃりを仕掛け、王鵬もろとも土俵下へ転落。行司軍配は若元春に上がり、初日からの連敗がようやく止まった。

注目が集まったのは、額に血をにじませた両力士が立ち上がる際のワンシーン。先に王鵬が土俵に手をつきつつ起き上がると、後に続くように若元春も右膝に手をつきながら立ち上がる。この後、若元春は落下地点付近に座っていた東関親方(元小結・高見盛)に頭を下げ、そこから土俵上へ戻って勝ち名乗りを受けた。

一瞬の出来事ではあったが、SNS上には「頭を下げる若元春と、にこやかに応じる…元高見盛の親方」。「自分が傷もできてるくらいなのに親方にお辞儀してから土俵上がってた」、「ささっと土俵に戻る力士が多いけれどそういう一瞬一瞬もちゃんと出来るのは凄いし偉い」といった声が寄せられた。

前出のように額に血がにじんでいたことを踏まえると、捨て身のうっちゃりでかなりのダメージを負っていたことは想像に難くない。また、勝ちはしたものの相撲内容的には劣勢だったため、この点についても思うところはあっただろう。それでも、目上の親方に対する礼儀は忘れない姿に相撲ファンは好感を抱いたようだ。

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