9日放送の『ニュースウオッチ9』(NHK総合)に、藤島親方(元大関・武双山)がVTR出演。左肩故障を抱える横綱・大の里の状態に懸念を示した。
大の里は昨年11月に行われた九州場所終盤に左肩を痛め、千秋楽は「左肩鎖関節脱臼で1カ月間の安静加療が必要」との診断書を日本相撲協会に提出して休場。場所後の冬巡業も全休し回復に努めたが、年明けに行われた稽古総見や出稽古では、まだ本調子には至っていないような様子が伝えられている。
同親方は11日に初日を迎える大相撲初場所について、複数力士の名を挙げつつ注目ポイントを語った。その中で、大の里について「(稽古総見は)様子を見ながらやっていました。本来の動きではなかったと思います」と、自身の目から見ても状態は戻り切っていないように見えたと指摘した。
同親方は続けて、「また壊れちゃうんじゃないかなとか、どの程度力を入れられるのかっていうのは未知なところですから、早く怪我の状態をよくすることが一番じゃないですか」とコメント。初日までは時間が残されていないが、先のことは考えず、まずはギリギリまで回復に努めることが重要では述べている。
11日までに患部の状態が万全に戻るとは考えにくいため、今場所の大の里は出場しながらコンディションを上げていくことが求められる。また、藤島親方が述べたように、力の入れ方や相撲勘についても実際の戦いの中で探っていく必要がありそうだ。
ただ、日本相撲協会が9日に発表した初日、2日目の幕内取組では、大の里は初日に東前頭筆頭・一山本、2日目に東小結・王鵬との対戦が組まれている。一山本は対大の里戦3連敗中だが、先場所11勝と勢いは上々。王鵬は昨年大の里と6度戦い、3勝3敗と互角に渡り合っている。手負いの大の里にとっては、序盤でいきなり当たるには怖さがある難敵といえるだろう。
仮に序盤2日で躓くようなことがあると、場合によっては早々に休場に追い込まれる可能性も出てくる。大の里は最悪の事態を回避し、横綱の責任を果たすことができるのか。初場所は初日から要注目だ。
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