大相撲、元大関・正代が一部ファンの態度にイラッ? 「“さん”つけろやって…」サイン対応時の心境明かす

柴田雅人 Masato Shibata

大相撲、元大関・正代が一部ファンの態度にイラッ? 「“さん”つけろやって…」サイン対応時の心境明かす image

Jiji Press

元大関で現幕内の正代が、10月21日に放送された『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に出演。一部ファンの態度に複雑な心境を抱いていることを明かした。

この日は「メジャー名字 vs超レア名字 全国びっくり大家族祭」と題した2時間スペシャルで、正代は1組目「メジャー名字さんvsレア名字さん」に登場した。正代は本名を四股名にしている力士だが、番組内では全国に360人しかいない非常に珍しい名字だと紹介されている。

大相撲では入門からしばらくは本名で相撲をとり、新十両や新入幕など出世を果たしたタイミングで改名を行う力士が多い。直近では2025年9月場所後に新十両昇進が決まった五島(→藤凌駕)、長村(→日向丸)の2名がそれぞれ四股名を本名から変更している。

一方、正代は初土俵を踏んだ2014年3月場所から現在まで本名を四股名としており、2020年9月場所後に大関へ昇進した際も変えないと明言したほどこだわりと誇りを持っている力士。また、祖母の名前が「正代正代(まさよ)」さんだということもたびたび話題になっている。ただ、中にはこのことを知らない相撲ファンもいるようで、失礼な態度をとられることがしばしばあるという。

正代は1つ目のテーマ「この名字に生まれて困った事」で、「どうしても、『正代』って四股名だと思われてる。一人で歩いてて、サインとか頼まれるんです。『正代サイン書いて』って。僕名字なので、『“さん”つけろや』って思うんです」と、サイン対応時に呼び捨てにされることが多く内心イラっとしていることを告白。スタジオには「あぁ~」と納得の声が広がった。

正代は続けて、「関取には(四股名の後ろに)“関”ってつけるんですけど、正代関とか正代さんってつけた人には丁寧に書きます」と、ファンからどのように呼ばれるかによって対応を変えていることも明かす。これを受けた番組MC・明石家さんまが「『正代! サインくれー!』は?」と聞くと、「書きながら『“さん”な?』って(思ってる)」と返しスタジオの笑いを誘った。

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