「目が覚めるような立ち合いだ」横綱・豊昇龍の“秒殺勝利”にファンが手のひら返し! 敗れた隆の勝には心配な情報も…

Senior Editor
「目が覚めるような立ち合いだ」横綱・豊昇龍の“秒殺勝利”にファンが手のひら返し! 敗れた隆の勝には心配な情報も… image

時事

大相撲九州場所は10日、2日目の取組が行われた。結びの一番では西横綱・豊昇龍と東小結・隆の勝が対戦し、押し出しで勝利した豊昇龍が今場所1勝目を挙げた。

豊昇龍は前日の初日で東前頭筆頭・伯桜鵬と対戦したが、立ち合いの張り差しが裏目となり、相手の出足をほとんど止められないまま寄り倒しで敗戦。2025年初場所後の横綱昇進以降、通算9個目となる金星献上にファンからは少なからず厳しい声も上がっていた。

一方、連敗だけは避けたい2日目は立ち合いから勢いよく踏み込むと、右ののど輪で隆の勝を起こして一気に土俵外へ押し出し。取組時間わずか1秒半ほどで一方的に勝利するという、昨日とは別人のような素晴らしい相撲を見せた。

日本相撲協会は2日目終了後、豊昇龍対隆の勝戦の取組動画を公式YouTubeチャンネルに投稿しているが、コメント欄には「目が覚めるような立ち合いと突きだ」、「これで良いんだよ豊昇龍。頭からいって、足もよく出てた」、「小細工しないで、この相撲を続けて欲しい」といったポジティブなコメントが複数寄せられている。これも多くのファンを手のひら返しさせるほどの相撲内容だったということの表れだろう。

豊昇龍は身長188センチ、体重149キロとそこまで体格が大きいわけではないが、身体のバネと反射神経を武器にしたスピード感のある相撲で横綱の地位を掴んだ。一方、立ち合いでの安易な変化・張り差しや、無理な体勢からの投げが目立つことが課題とされている。

その“悪癖”が原因で星を落としたのが初日だったが、翌日には引きずらずに本来の持ち味を出せたことは好材料といえる。3日目以降も正攻法の相撲を貫けるかが今後の注目ポイントとなるだろう。

一方、敗れた側の隆の勝は初日から2連敗となった上、NHK大相撲中継では取組中に右膝を痛めたことが伝えられている。隆の勝にとって右膝は過去に何度か故障歴がある箇所だが、大事に至らずに出場を継続できることを願うばかりだ。

✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください

Editorial Team