【ダカール・ラリー2026】トヨタのラテガン、望みをつなぎ表彰台圏へ アルアティアが依然首位 ステージ8

松永裕司 Matz Matsunaga

【ダカール・ラリー2026】トヨタのラテガン、望みをつなぎ表彰台圏へ アルアティアが依然首位 ステージ8 image

ASO

トヨタの逆転はあるのか

2026年世界ラリーレイド選手権(W2RC)初戦ダカール・ラリーは12日、ステージ8が行われ、TOYOTA GAZOO Racing W2RCヘンク・ラテガン組が2位フィニッシュ。総合3位に浮上し、ダカール制覇への望みをつないだ。総合首位は依然、ナッサー・アルアティア組(ダシア・サンドライダーズ)。ダカールで5度の総合優勝を果たしている「砂漠の王」は、トヨタに6分8秒の差をつけている。ステージ優勝は20歳の新星サウド・ヴァリアワ(TGR南アフリカ)。今季ダカール最長ステージでの激戦を初の勝利で制した。

ワディ・アド・ダワシール周辺で行われた高速の第8ステージは、483kmの競技区間を含み、その大半がダートと砂地。砂丘、峡谷、枯れ川など、壮大な景色の中を駆け抜けるルートは、ドライバーとナビゲーターの双方に高い技術を要求した。

ステージ7では、終盤まで首位を走行しながらもダンパーのトラブルに見舞われたラテガン組。この日も序盤にパンクを喫したものの、スタート直後から好ペースを維持。中間地点付近で首位に立ったが、後続を引き離すには十分ではなかった。

ステージ8の順位が13日のマラソンステージのスタート順を決定するため、戦略的な駆け引きもあった。首位フィニッシュともなると、第9ステージの先頭車両として困難なナビゲーションを担わなければならず、タイムロスを招くリスクがある。そのリスクを最小限に抑えるため、ラテガン組はコース脇に停車しあえてタイムを落としたが、最終的にはヴァリアワ組に次ぐ2位でフィニッシュとなった。

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TOYOTA GAZOO Racing

首位を走るアルアティア組との差を6分まで縮めることに成功。残り5ステージ、1,500km以上の競技区間を残し、逆転の可能性を繋いだ。

ラテガンは「トリッキーな一日だった。スタートから攻めようとしたが、非常にハイスピードなステージで、タイムを稼ぐチャンスが少なかった。多くのチームと同様、序盤のウェイポイントで苦戦し、100km過ぎにはパンクを喫した。そこからはペース管理に努めたが、直線主体の超高速ステージだったため、差をつけるのが難しかった。明日のステージを先頭でスタートするのを避けるため、フィニッシュ手前で停車してタイムを落とす決断をした。しかし残念ながら、十分にタイムを落としきれず、結果的に2位。本当はもっと後ろの順位が理想的だった。明日は自分たちが道を切り拓く(オープニング)という大仕事が待っているが、タイムロスを最小限に抑えるべくプッシュするよ」と思う通りにならぬ、レース・マネジメントについて振り返った。

13日からは2度目のマラソンステージがスタート、総合順位争いはさらに激化する。ドライバーたちは、険しい岩場が続く418kmの競技区間に挑み、砂丘セクションを経てビバークへ向かう。ここでは、車両脇に張ったテントで一夜を過ごし、メカニックのサポートもないため、ステージを堅実にフィニッシュすることが最大の課題となる。

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