2026年世界ラリーレイド選手権(W2RC)初戦ダカール・ラリーは9日、ステージ6が行われ、ダカールで5度の総合優勝を果たしているナッサー・アルアティア組(ダシア・サンドライダーズ)が3時間38分28秒で快走。この日、トップフィニッシュし総合でも首位に踊りでた。前日まで首位だったTOYOTA GAZOO Racing W2RCヘンク・ラテガン組はこの日も12位と苦戦。アルアティアに6分10秒の遅れを取り2位へ後退した。

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この日、ハイルから首都リヤドまで、326kmの競技区間を含む915kmを移動。これまでの危険な岩場から一転、ステージ6は全編が砂丘で行われ、ナビゲーションや砂埃といった特有の壁が立ちはだかった。
ステージ6の2位は同じくダシアのセバスチャン・ローブ。世界ラリー選手権(WRC)9連覇のレジェンドも、ダカール初制覇を虎視眈々と狙う。TGRのセス・キンテロ、トビー・プライスがそれぞれ3位、4位につけた。ただし、総合順位ではフォード勢が3位、4位、5位、7位と上位を固めており、トヨタ包囲網がしかれている形だ。
この朝、ハイルからのスタートでは、アルアティアが攻勢に出る条件は整っていた。15番手という好位置スタートが、後押し。卓越したスキルを見せつけ、ダカール通算49回目となるステージ優勝を飾った。これで19大会連続ステージ勝利を挙げるという記録も更新。
ローブが2位に入り、ダチア・チームはダカール初となるワンツー・フィニッシュも達成。総合順位を挽回するというローブのミッションは、着実なペースではあ進行中。これでローブは8位から6位へと浮上、首位との差は17分36秒に縮めた。
総合3位の座には、ナニ・ロマ(フォード)。表彰台に上がるのは、ダカール南米開催時代末期である2019年以来。首位から9分13秒差。ラプターを駆るレジェンド、カルロス・サインツも、首位から11分49秒差の4位。マティアス・エクストロームが12分11秒差の5位。

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ラテガンを逆転し、総合首位で休息日を迎えるアルアティアは、「今日は本当にハードワークだった。最初の5日間は決して楽ではなかったが、今日はプッシュできた。マシンの動きは非常に良く、本当に満足。休息日を首位で迎えられるのは素晴らしい。来週もこの戦略を踏襲する必要がある。第1週はトラブルに見舞われないようマネージメントを心がけた。数回パンクはあったし、直近の3日間とマラソンステージは簡単ではなかった。結果にはかなり満足しているよ」と喜びを表した。
一方のラテガンは「我々にとって難しい一日だった。序盤はナッサーと同じペースで悪くなかったが、砂丘のライン取りでいくつかミスをした。もう少しうまくやれた。だが、日曜日の再開に向け良い出走順を得られたし、難しいステージを控えているので、状況はまだ変わる可能性がある。(ダカールの)スタート直後の状況を考えれば、この段階で首位に近い位置にいるのはかなり良い。第2週は全力で挑むよ」と前を向いた。
7日間で2,000km以上を走破したクルーたちは、土曜日に休息日をはさむ。戦いは日曜日のステージ7(総距離876km)から再開。462kmの競技が行われ、ラリーはワディ・アド・ダワシールへと向かう。
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