【ダカール・ラリー2026】トヨタのラテガン組、ステージ5を失うも総合首位を死守

松永裕司 Matz Matsunaga

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TOYOTA GAZOO Racing

新型GRハイラックス

 

2026年世界ラリーレイド選手権(W2RC)初戦ダカール・ラリーは8日、マラソンコースとなったステージ5を終え、TOYOTA GAZOO Racing W2RCヘンク・ラテガン組はこの日、16位と苦戦するも、20時間36分44秒で首位を死守。フォード勢の追撃を交わしている。2位はダカール5度制覇のナッサー・アルアティア(ダシア・サンドライダーズ)、3位にはマティアス・エクストローム(フォード・ラプター)がつけている。

しかし依然好調なのはフォード勢。この日はミッチ・ガスリー・ジュニア組、ナニ・ロマ組、マルティン・プロコップ組が1-2-3フィニッシュ。表彰台を独占。今季のラプターの仕上がりのよさが際立つ。

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ラテガンは、マラソンステージの後半パートでナビゲーションの難題に直面。先行したバイクの走行痕がない状態で、ルートを切り開く「ロードオープナー」を務めたためだ。最も厄介なタスクだったが、なんとか危機を乗り越えた。ガスリーに対して12分43秒を失ったものの、トヨタ勢として孤軍奮闘、総合首位の座を死守した。

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ASO

「厳しいスタートから立ち直ったよ」

ラテガンは「マラソンステージの初日は良いプッシュができた。砂埃の中でのスタートで、一日中悩まされたが、それでも本当に良いステージだった。ウェイポイントを探す場面も何度かあったが、深刻なものではなかった。ようやくパンクのない一日を過ごせたので、リズムに乗って最後まで攻め続けることができた。テントでのキャンプはあまり快適ではなかったし、配給食(レーション)も最高とは言えないが、キャンプファイヤーを囲んでみんなと過ごすのは楽しかったよ。今日はステージを切り拓く(オープニング)という大仕事があり、ほぼ一日中先頭を走った。とても困難だったが、ブレット(ナビゲーター)が良い仕事をしてくれた。クルマは好調で、攻めた走りでこのようなタフなマラソンステージを乗り切り、ハイラックスの真の信頼性を証明できた。(順位を落とした)ラリーの厳しいスタートから立ち直り、良い数日間となったよ」と前向きだった。

同様の状況下で、スタートからラテガンのすぐ背後につけていたアルアティアもタイムを失った。ステージ勝者からの遅れは3分17秒にとどめ、極めて重要と目される明日のスペシャルステージを迎える。

総合順位では、ラプター勢がトップ6に4台がランクイン。エクストロームが首位から5分38秒差、ロマが6分59秒差、カルロス・サインツが8分33秒差、そしてガスリーが16分23秒差につけた。

現在の順位は、300kmの砂丘越えとなる今週最後のスペシャルステージに向けて、戦況が依然として混戦模様であることを示唆。総合7位と8位につけるダチア勢、ルーカス・モラエス(17分11秒差)と、セバスチャン・ローブ(17分55秒差)は、どちらもまだ優勝争いに復帰するだけの力を残している。

ステージ6は、今大会最長となる移動距離920km。砂丘を越えて南東のサウジアラビアの首都リヤドを目指し、10日の休息日を前に331kmの競技区間が待つ。

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