2026年世界ラリーレイド選手権(W2RC)初戦ダカール・ラリーは7日、マラソンステージ前半となるステージ4が行われ、TOYOTA GAZOO Racing W2RC(TGR W2RC)のヘンク・ラテガン組が2日間にわたるこのステージの前半を制し、総合でも首位に踊り出た。
総合2位にはダカールを5度制しているナッサー・アルアティア(ダチア・サンドライダーズ)がつけている。
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TGR W2RC 3台すべてのクルーがパンクによりタイムを失うという過酷なステージ3を経て、この日の競技を総合トップ10圏外からスタート。しかし、厳しい地形の中、安定した走りが形勢を逆転させ、新型DKR GRハイラックスを再び先頭争いへと引き戻した。
ステージ4は、アルウラ周辺の砂地や砂利道といった標高の高いエリアで行われた。今季のダカール・ラリー初となるマラソンステージの開始を意味し、クルーは外部からのテクニカルサポート(メカニックによる整備等)を一切受けずに2日間連続で走行する。
3台のTGR W2RCは、アルティメットクラスの中団からスタート。つまり、ステージ3で苦戦の一因となった「ステージオープニング(先頭走行)」というリスクを回避できた点が功を奏した。クルーはこの好機を最大限に活かし、ライバルに対して大幅にタイムを挽回した。
テクニカルサポートなしのテント泊

TOYOTA GAZOO Racing
ラテガン組は、最初の100km以内でステージのリードを奪い、#202 DKR GRハイラックスで大きなアドバンテージを築いた。圧倒的なパフォーマンスにより、2位のアルアティア組に7分以上の差をつけこのステージで勝利を果たした。この勝利によりラテガン組は総合首位に。2番手に対し4分近いリードを保っている。3位にはエナジーランディア・ラリーチームのマレク・ゴチャル組がつけた。
トビー・プライス組は一時トップ6圏内を走行し、力強いペースを維持し452kmの競技区間をステージ7位で終えた。#204 DKR GRハイラックスは総合16位にとどまるが、トップ10を射程圏内にとらえている。
セス・キンテロ組はステージ3で度重なるパンクに見舞われ、1時間以上を失う苦しい一日を送ったものの、ステージ4では安定した走りで11位に入り、#203 DKR GRハイラックスの総合順位を23位まで押し上げた。
ステージ5終了まで外部からのサポートが得られないため、クルーは車両のそばのテントで眠る。マラソンステージの後半となる8日は、371kmの競技区間が予定される。コースは高速の砂地トラックから始まり、サウジアラビア北西部のハイル地域へと向かうにつれ、速度の落ちる石の多いルートとなり、予断を許さない。
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