【ダカール・ラリー2026】トヨタ勢大躍進ステージ2を1-2-3-4-5フィニッシュ 総合首位をアルアティアが堅持

松永裕司 Matz Matsunaga

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TOYOTA GAZOO Racing

新型GRハイラックス

2026年世界ラリーレイド選手権(W2RC)初戦ダカール・ラリーは5日、ステージ2が行われ、前日まで精彩を欠いたトヨタ勢がこのステージで1-2-3-4-5フィニッシュを飾り大躍進。総合首位はダカールを4度制し「砂漠の王」の異名を持つナッサー・アルアティア組(ダチア・サンドライダーズ)が7秒差で堅持した。

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TOYOTA GAZOO Racing

この日のコースは、ヤンブーをスタートして最初はヒジャーズ山脈の岩場を越えルートは内陸へと向かう。ピットストップゾーンの後、古代オアシス都市アルウラに向け、地形は高速な砂地の平原へ。計400kmのスペシャルステージを完走した。

ここでステージ2を首位で終えたのはセス・キンテロ組(TOYOTA GAZOO Racing W2RC)。スタートから上位につけ、開始90分頃に首位に立つと、残りの区間でも圧倒的なパフォーマンスを見せ、2位に1分以上の差をつけた。この結果、#203 DKR GRハイラックスは総合2位に浮上。

QUINTERO_stage2

QUINTERO / ASO

キンテロは「今日は良い一日だった。岩場を安全にやり過ごすために少しゆっくりスタートし、終盤に向けスピードを上げた。チームメイトとの素晴らしいバトルもありました。ステージ優勝を争い一緒に戦えているということは、すべてがうまく運んでいる証拠。TGR W2RCチームにとって、素晴らしい一日だった。新型車は本当に印象的。さらに良くなっていくだろうし、残りの11ステージを戦う準備はできている」と決意を新たにした。

ヘンク・ラテガン組(TGR W2RC)は序盤の2回のパンクでタイムをロス。だが粘り強く挽回し、ステージ後半でトップ3に食い込み、2位でフィニッシュ。#202 DKR GRハイラックスは現在総合4位で、表彰台圏内まであと19秒に迫った。

2025年の覇者ヤジード・アルラジ組(トヨタ・オーバードライブ・レーシング)もステージ3位で表彰台の一角を占め、トビー・プライス組(TGR W2RC)が4位。TGRサウスアフリカのジョアン・フェレイラ組も5位に入り、このステージ、GRハイラックス勢がトップ5を独占する形となった。

アルアティア(ダチア)はこの日8番手タイムにとどまったが、難しいナビゲーションを含む次ステージに挑むにあたり、この好位置(後方からのスタート順)の恩恵を受けることになる。そもそもアルアティアが総合首位に立つのは、5度目の総合優勝を果たした2023年以来。昨季大会デビューを果たしたダチア・チームとしても、嬉しい結果といえる。

AL-ATTIYAH_stage2

AL-ATTIYAH / ASO

首位に立ったアルアティアは「良い一日だった。序盤から無茶な走りをすることなく、パンクも回避できた。とても満足だ。向こう2、3日はこの調子でいく必要がある。そうすれば自分たちのリズムに乗れるはず。ダカールの勝負の鍵は、明日だろう。ナビゲーションがかなり難しくなる。このあたりのエリアは一筋縄ではいかない」と砂漠を熟知したレジェンドは、むしろ兜の緒を締め直した。

ステージ3は総走行距離736km、うち422kmがSS(競技区間)とんある。岩場が点在する砂地のトラック(走路)は、ナビゲーションを特に難しくさせると予想される。明日は、どんな困難がキャラバンを待ち受けるのか。ダカール・ラリーは、まだ始まったばかりだ。

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Staff Writer