2026年世界ラリーレイド選手権(W2RC)初戦ダカール・ラリーは16日、ステージ12が行われ、総合首位を走るナッサー・アルアティア組(ダシア・サンドライダーズ)が3時間21分52秒でステージ優勝。総合2位には、ナニ・ロマ組(フォード・レーシング)に16分2秒の差をつけ、最終ステージを迎える。
アル・ヘナキヤからヤンブーまでの720kmにおよぶステージは、今大会最後の長い競技区間。311kmのスペシャルステージは、高速コースから低速の岩場、そして壮大な砂丘や高原地帯まで、あらゆる難関が詰め込まれたコース。
総合2位のロマに対し8分のリードを持ち17番手でスタートしたアルアティアは、岩場の続く311kmの競技区間を終え、自らの卓越したドライビングスキルを証明。通算50回目の金字塔となるステージ勝利を飾った。
これでアルアティアはレジェンドと称されるアリ・バタネン、ステファン・ペテランセルと並び、四輪部門のステージ最多勝利記録保持者となった。ダシアを駆る「砂漠の王」は、105km先に迫った自身6度目の総合優勝へと突き進んでいる。明日のフィナーレを前に、2人のレジェンドを追い越す51勝目を狙わない理由があるだろうか。
熾烈なのは表彰台争いだ。世界ラリー選手権(WRC)で9連覇を成し遂げたセバスチャン・ローブ(ダシア)は、第1週よりも実りある第2週を過ごし、15日終了時点では暫定3位。しかしこの日、マティアス・エクストローム(フォード)が、その牙を剥いた。エクストロームは、アルアティア、ガスリー、プライスに次ぐ4位フィニッシュ。ローブに対して3分24秒もの差をつけた。総合3位に躍り出たが、戦いはまだ終わっていない。エクストロームは残り105kmで「29秒」というわずかなリードを守り抜かなければならない。
17日、紅海沿いの港湾都市ヤンブーで最終ステージが行われる。105kmの競技区間を経て最終順位が確定。2026年FIA W2RCの開幕戦はフィニッシュポディウムでその幕を閉じる。ローブは17日、エクストロームの9分後にスタートを切る。
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