【ダカール・ラリー2026】砂漠の魔物、トヨタの夢砕く アルアティアが首位堅守 ステージ11

松永裕司 Matz Matsunaga

【ダカール・ラリー2026】砂漠の魔物、トヨタの夢砕く アルアティアが首位堅守 ステージ11 image

TOYOTA GAZOO Racing

トヨタの夢、ついえる

 

2026年世界ラリーレイド選手権(W2RC)初戦ダカール・ラリーは15日、ステージ11が行われ、総合2位につけていたTOYOTA GAZOO Racing W2RCヘンク・ラテガン組がトラブルで立ち往生。23位に沈み、トヨタ勢優勝の夢は潰えた。総合首位は依然、ナッサー・アルアティア組(ダシア・サンドライダーズ)。総合2位には、ナニ・ロマ組(フォード・レーシング)が浮上した。

今大会で最もスピードが出るステージの一つステージ11は、ビシャからアル・ヘナキヤまでの全長882km(うち競技区間346km)のルート。ドライバーたちは埃の舞う高原の未舗装路に挑んだ。

総合2位でこのステージに臨んだラテガン組は、首位との差を縮めるべくプッシュしかし、140km地点でホイールベアリングのトラブルに見舞われ、202号車「DKR GR ハイラックス」は立ち往生。予備パーツがなく、3輪の状態で走行を試みたが、わずか10km進んだ地点で再び停止を余儀なくされた。スペアパーツを積んだトラックの到着を待ち、ようやく走行を再開。総合表彰台の可能性は潰え、総合順位は23位となった。

ラテガンは「本当に悔しい。今年は、ダカールで起こりうるすべての災難に見舞われているような気分だ。このラリーは我々を叩き伏せようと執拗に攻めてきたが、このステージで4時間を失い、ついにその目的を果たしたよ。我々は毎日、何度も立ち上がって上位に食い込んできた。何日もプッシュし続け、懸命に努力した。明日もまたプッシュするよ。それが我々の知る唯一の戦い方だ」と悔しさをにじませた。

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ステージ11は、マティアス・エクストローム組(フォード・レーシング)が制し、2位にロマン・デュマ組(RDリミテッド)、3位にカルロス・サインツ組(フォード・レーシング)が入った。総合首位は依然としてアルアティア組。2位との差は8分40秒。再び「幸運の女神」や「不運の魔物」が気まぐれを起こさない限り、逆転は容易ではない。

2026年ダカールラリーは残り2日。アル・ヘナキヤから2週間前にラリーがスタートした地、ヤンブーへと西進する720kmのルートには、変化に富んだ難解な地形が待ち受けている。17日、ヤンブーでの最終ステージ(競技区間105km)をもって、フィナーレを迎える。

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Staff Writer