2026年世界ラリーレイド選手権(W2RC)初戦ダカール・ラリーは3日(現地時間)開幕、プロローグに続いて4日(同)にスタートしたステージ1を伏兵Xレイド・ミニのギヨーム・ド・メビウス組が勝ち取った。2位にはダカールを5度制し「砂漠の王」の異名を持つナッサー・アルアティヤ組(ダチア・サンドライダーズ)、3位にはマルティン・プロコップ組(フォード・ラプター)が入った。
【ダカール・ラリー2026】トヨタ新型「DKR GRハイラックス」で王座防衛なるか、5大メーカーの砂漠大戦争へ
メビウス組にとってこのステージ勝利は格別。24年には総合2位を獲得したものの、フランス人ナビゲーター、マチュー・ボーメルにとって事故で右足を切断後、初の勝利となった。前日のプロローグ覇者マティアス・エクストローム(フォード・ラプター)は、ステージ1を優位に進めたが結果、4位フィニッシュ。セバスチャン・ローブは、ステージ1のスタート付近で2度のパンクに見舞われ、結果10位。しかし、これはステージ2に向け絶好のスタート位置確保となった。
一方、2025年王者ヤジード・アルラジ(トヨタ・オーバードライブ)、にとって失意の一日。2つのペナルティによる合計16分の加算を含め、メビウスからなんと29分の遅れを取っている。
アルラジを含めトヨタ勢、TOYOTA GAZOO Racingにとっても芳しい一日ではなかった。トビー・プライス組はトップから5分17秒遅れの16位、ヘンク・ラテガン組が17位、セス・キンテロ組が18位。

TOYOTA GAZOO Racing
トヨタ最上位は16位と出遅れ
プライスは「午前のパートは本当に順調で、楽にトップ10圏内を走っていた。石や岩は多かったが、問題なくピットストップゾーンに到着。念のためリアタイヤを交換し、走り出しながらタイヤの温度を上げようとしていたところ、何の前触れもなく突然タイヤがパンク。タイヤ交換で、後続車に追いつかれ、その後ろに埋もれてしまった」と嘆いた。
ラテガンは「ステージオープナーを務めるため、難しい一日になることは分かっていた。スタートしてわずか5kmで最初のパンク、状況はより厳しくなったよ。岩の多いステージだったので、少しペースを落として2回目のパンクを避けようとした。だが、残念ながら、100km地点で2回目のパンクだ。ピットストップゾーンまで80kmもあり、スペアタイヤもない状態は、ものすごいストレスだった。もう一度パンクすれば、リタイアの可能性。安全を期して、石の上を忍び足で進むように完全に速度を落とした。ピットストップゾーンに到着してタイヤを交換してからは、かなり順調。最後の120kmは楽しめましたね。マシンの感触は良く、今日の結果はこの車の真のポテンシャルを表しているわけではない。明日はもっと良い日になることを楽しみにしている」と前を向いた。
TGRは今季より新型「DKR GRハイラックス」を投入。この新マシンの実力お披露目のために、勝利が至上命令となるトヨタは、ここから巻き返しを図ることができるのか。

ASO
✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください
