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【フィギュアスケート】女子SP 千葉百音が首位発進! 中井亜美はトリプルアクセルで転倒|グランプリシリーズ2025第3戦スケートカナダ

ながさきひな Hina Nagasaki

【フィギュアスケート】女子SP 千葉百音が首位発進! 中井亜美はトリプルアクセルで転倒|グランプリシリーズ2025第3戦スケートカナダ image

Jiji Press

10月31日開幕のグランプリ(GP)シリーズ第3戦カナダ大会に、千葉百音や友野一希など5名の日本選手が出場。フランス大会優勝の中井亜美にとっては、3位以内でGPファイナル進出が決まる重要な試合。

この記事では、女子ショートプログラム(SP)の演技やインタビューの様子を詳しく解説する。

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カナダ大会SP首位は千葉百音! 

SPトップに立ったのは、世界選手権銅メダリストの千葉百音。GPシリーズでは、昨季ファイナルで銀メダルを獲得している。今回も経験をいかした落ち着いた滑りで72.29点を出した。

「ラストダンス」は昨季から継続のプログラムだが、こなれた余裕のある動きや、新調した衣装など、観客やジャッジを飽きさせない演技を披露。インタビューでも「2シーズン目ということもあって、去年よりもさらに大人っぽくだとか、こなれた感じとか、曲の魅力をさらに出していきたい」と語っている。

ジャンプも全て着氷しており、特に冒頭のトリプルフリップ-トリプルトウループの連続ジャンプでは、1.14点の加点を獲得。また、スピンとステップは全てレベル4を獲得するなど、千葉らしく丁寧に点数を積み重ねた。ダブルアクセルの高さが出なかった印象を受けるが、千葉本人も「ジャンプも今日はベストではなかったので、自分的にはもうちょっと点数が低く出るかなと思った」と分析している。

今回の演技について「自分の努力の方向性が正しいことを確認できる。さらに上を目指して、今後の試合も1つ1つしっかり演じていきたいと思います」と冷静に語った。

2位はアメリカのイザボー・レビト

フランス大会で惜しくも表彰台を逃したイザボー・レビトが、SP2位と好発進。1位の千葉とは僅差。フランス大会では、SP3位につけながらも、FSで4回転を跳ぶ住吉りをんに逆転され最終4位だったが、今大会は多回転を武器に追い上げてくる選手が少ないこともあり、表彰台を狙いやすい状況となっている。

3位はイタリアのララ ナキ・ガットマン

安定感のある演技で3位に入ったのは、ララ ナキ・ガットマン。トリプルルッツのみ回転不足がついたものの、スピンやステップを全てレベル4でそろえるなどベテランらしく点数を積み重ねた。

中井亜美は4位 青木祐奈は6位からのスタート

今大会3位以内に入ればFPファイナル進出が決まる中井亜美は、冒頭のトリプルアクセルを転倒しSP4位からのスタートとなった。ミスの原因について「軸が曲がってしまったのは、踏み切りの問題かなと思う。少し迷ってしまった面もあって、いろいろなことを考え過ぎてああいう失敗になった」と緊張していたことを語った。

また、青木祐奈は回転不足が響き6位スタート。それでも、連続ジャンプの2つ目にループを組み込むなど、持ち前の難しいジャンプ構成で魅せる演技を披露した。

GPシリーズ カナダ大会 女子SP順位一覧

順位選手名点数
1千葉 百音(JPN)72.29
2イザボー・レビト(USA)71.80
3ララ ナキ・ガットマン(ITA)68.11
4中井 亜美(JPN)66.55
5ブレイディー・テネル(USA)65.55
6青木 祐奈(JPN)64.58
7サラ・エバーハード(USA)63.47
8サラ モード・デュピュイ(CAN)60.41
9ユン・アソン(KOR)58.84
10マリア・セニウク(ISR)57.40
11ウリアナ・シリャエワ(CAN)53.28
12マデリーン・シザス(CAN)48.72

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Contributing Writer