10月31日開幕のグランプリシリーズ（GP）第3戦カナダ大会に、千葉百音や友野一希など5名の日本選手が出場する。第1戦フランス大会、第2戦中国大会で活躍を見せた日本勢。このまま勢いに乗ることができるのか。
また、フランス大会ですでに1位を獲得しているイリア・マリニンと中井亜美も出場。今回結果を残せば、早くもファイナル進出が決まるため注目が集まる。
この記事では、カナダ大会の出場選手や見どころを徹底解説している。
GPシリーズ第3戦カナダ大会のアサイン
カナダ大会 女子シングル
・サラ モード・デュピュイ(CAN)
・マデリーン・シザス(CAN)
・ウリアナ・シリャエワ(CAN)
・マリア・セニウク(ISR)
・ララ ナキ・ガットマン(ITA)
・青木 祐奈(JPN)
・千葉 百音(JPN)
・中井 亜美(JPN)
・ユン・アソン(KOR)
・サラ・エバーハード(USA)
・イザボー・レビト(USA)
・ブレイディー・テネル(USA)
カナダ大会 男子シングル
・ステファン・ゴゴレフ(CAN)
・アレクサ・ラキッチ(CAN)
・ロマン・サドフスキー(CAN)
・アレクサンドル・セレブコ(EST)
・ケビン・エイモズ(FRA)
・ニカ・エガーゼ(GEO)
・ニコライ・メモラ(ITA)
・三浦 佳生(JPN)
・友野 一希(JPN)
・ウラジーミル・サモイロフ(POL)
・樋渡 知樹(USA)
・イリア・マリニン(USA)
カナダ大会 ペア
日本からの出場なし。
カナダ大会 アイスダンス
日本からの出場なし。
GPシリーズ第3戦カナダ大会の開催日時
カナダ大会はテレビ放送もされるが、生放送ではないため、結果をいち早く知りたい場合は以下の開催予定日時（日本時間）を把握しておくと良い。
11月1日
| 8:00～ | ペアSP |
| 9:25～ | 女子SP |
11月2日
| 3:45～ | アイスダンス リズムダンス |
| 5:25～ | 男子SP |
| 8:00～ | ペアFS |
| 9:40～ | 女子FS |
11月3日
| 1:30～ | 男子FS |
| 3:40～ | アイスダンス フリーダンス |
テレビ朝日系列の録画放送の詳細は こちら。
また、テレビ朝日系列で有料の生配信があるため、リアルタイムで演技を観たい場合は 専用ページ をチェック。
GPシリーズ第2戦カナダ大会の注目選手
女子シングル
今回の試合は、日本勢3人とアメリカのイザボー・レビトによる表彰台争いになることが予想される。
その中で最もパーソナルベスト（PB）が高いのは日本の中井亜美だ。ショートプログラム・フリースケーティング・トータルいずれのPBも他の選手を上回っている。しかし、このスコアは全て前回のフランス大会で優勝したときのものであり、トリプルアクセルが決まれば可能な点数という印象。また、今回の結果次第でファイナル進出が決まる可能性もあるため、気負わず滑り切れるかメンタルの強さも重要だ。現地入り後の様子では好調のようだが、万が一トリプルアクセルが決まらなかった場合、シニアの経験豊富な他の有力選手に抜かれる可能性もある。
また、昨シーズンまでの結果を考えれば千葉百音も優勝候補のひとり。PBは中井に次ぐ2番目に高く、安定感のある演技と柔らかく伸びのあるスケーティングで加点を獲得していく選手だ。全日本選手権、四大陸選手権、世界選手権といずれも表彰台を経験しており、このGPシリーズでは昨季のファイナル銀メダリスト。経験をいかした演技が期待される。
男子シングル
男子シングルは、順当にいけばイリア・マリニンの優勝は確実と思われる。
その他表彰台の有力候補としては、日本の友野一希、三浦佳生、フランスのケビン・エイモズの3人だ。三浦は高いPBを保持するも、前回フランス大会の不調から立て直せるかが鍵となる。インタビューによると、フリーのプログラムを昨シーズンのものに戻すなど、リセットするための調整を続けているとのこと。友野は、3人の中でPBが唯一280点台に乗っていないものの、過去の成績を振り返ると、補欠で出場した試合でメダルを取るなど勝負強さがある印象だ。今回の試合に向けて調整もしっかりできている様子。
このふたりを抑え2位に立つ可能性があるのがケビン・エイモズだ。オリンピックやGPファイナルの経験があり、ベテランらしい安定した演技で確実に表彰台に乗ってくると思われる。
✍️この記事はいかがでしたか？ 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください
