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チャンピオンズリーグ最年少出場は誰？ 15歳マックス・ダウマン、記録更新なるか

Kyle Bonn

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浄見耕志 Koushi Kiyomi

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UEFAチャンピオンズリーグのピッチに立つには、世界最高峰の舞台にふさわしい覚悟と実力が不可欠だ。そのため多くの若手選手は、信頼を勝ち取り出場機会を得るまでに、時間を要することもある。

そんな中で特別な存在となっているのが、アーセナルの新星マックス・ダウマンである。今季、プレミアリーグ史上2番目の若さでデビューを果たした15歳は、チャンピオンズリーグでもさらなる偉業を成し遂げる可能性を秘めている。大会史に残る「最年少出場記録」の更新に挑もうとしているのだ。

チャンピオンズリーグ最年少出場選手

チャンピオンズリーグの最年少出場記録を持つのは、ドルトムントのユスファ・ムココだ。2020-2021シーズンのグループステージ、ゼニト戦に途中出場し、32分間プレーした。

この出場は16歳の誕生日からわずか18日後のことだった。1994年にアンデルレヒトのセレスティン・ババヤロが打ち立て、26年間破られることのなかった記録を塗り替えた。

これまでババヤロの記録を上回ったのは2人のみである。2023年にバルセロナでデビューしたラミン・ヤマルは、ムココの記録には50日届かなかった。

※日付は現地時間

アーセナルの若手マックス・ダウマンは、今季チャンピオンズリーグ初戦となるアスレティック・ビルバオ戦のメンバー入りを果たした。

もし彼が2025-2026シーズンのリーグフェーズ最初の6試合のいずれかでピッチに立てば、大会史上初めて「15歳の選手」としてチャンピオンズリーグに出場することになる。

ダウマンは12月31日に16歳を迎えるため、それ以前に出場を果たせば自動的に最年少記録を更新できる。ただし、アーセナルのリーグフェーズ第7戦は2026年1月20日（日本時間21日）に予定されており、その時点でダウマンは16歳と20日。これはムココの記録より2日遅く、最年少記録の更新はならない。

以下の表では、今季のリーグフェーズでダウマンが出場した場合、試合ごとの年齢がどのようになるかを示している。

※日付は現地時間

1994-1995シーズンに優勝したアヤックスは、その「若さ」が大きな特徴だった。

この年、ヌワンコ・カヌ、パトリック・クライファート、クラレンス・セードルフの3人が大会で躍動し、「史上最年少で欧州王者となった選手」としてチャンピオンズリーグの歴史に名を刻んだ。

また、2000年にはレアル・マドリードのイケル・カシージャスもリストに名を連ねた。19歳の誕生日からわずか4日後にCL制覇を経験し、その後、史上屈指のゴールキーパーとしての輝かしいキャリアを築いていった。

原文：Who is the youngest player in Champions League history? Max Dowman could set UCL record held by Dortmund kid
翻訳・編集：浄見耕志（スポーティングニュース日本版）