イングランドを代表するDFの一人であるカイル・ウォーカーが、今夏、最も驚きの移籍をした。マンチェスター・シティでプレミアリーグを6度制し、チャンピオンズリーグ優勝も経験した彼が、バーンリーに加入したのだ。
エティハドで8年間、数々のタイトルを獲得してきた35歳のベテランサイドバックは、タイトル争いから一転、プレミアリーグ残留争いの渦中に身を投じる。今回の移籍は、ACミランへのレンタル移籍からわずか数ヶ月後のことで、ソーシャルメディア上ではファンの間で衝撃が走った。「転落だ」という声もあれば、「大胆な最終章だ」と見る向きもある。
しかし、ウォーカー自身はこれをステップダウンだとは捉えていない。むしろ、新たな挑戦に意欲を燃やしているようだ。
ウォーカーがバーンリー加入後に語ったことは?
バーンリーと2年契約を結んだウォーカーは、「ここに来られて嬉しい。スコットと話して、来シーズンの彼の計画を聞いた時、これは飛びつくべき機会だと思った」と語った。
さらに、「バーンリーは昨シーズン、素晴らしい守備で素晴らしい成績を収めた。僕の経験とクオリティを、この魅力的なチームに加えるのが待ちきれない」とコメントしている。
Kyle's first interview as a Burnley player 📺
— Burnley FC (@BurnleyOfficial) July 5, 2025
Watch in full 👇
今回のターフ・ムーア(バーンリーのホームスタジアム)への移籍は、ウォーカーにとってトッテナムとイングランド代表でチームメイトだったスコット・パーカー監督との再会を意味する。イングランド代表として96キャップを誇るこの右サイドバックは、昇格組であるバーンリーのプレミアリーグ残留を目指す上で、その豊富な知識をもたらすことになるだろう。
マンチェスター・シティはウォーカーを長期的な戦力とは考えておらず、移籍金最大500万ポンドで放出することに同意したと理解されている。この契約により、シティは年俸で約1000万ポンドを節約できることになる。
一方、ファンはオンライン上で遠慮なく意見を表明している。あるユーザー(J17)は、「マンCからミラン、そしてバーンリーへ7ヶ月でって、マジか」と投稿し、別のユーザー(The Screenshot Lad)は単純に「彼に何があったんだ?」と問いかけた。
しかし、ウォーカーにとってこれは転落ではなく、リセットなのだ。プレミアリーグで400試合以上に出場してきた彼は、まだスパイクを脱ぐつもりはない。そして8月16日、彼はバーンリーでのデビュー戦で、古巣のトッテナムと対戦するかもしれない。まさに巡り合わせとしか言いようがない。
関連記事
- プレミアリーグ2025-2026シーズンの優勝を左右する試合は?
- プレミアリーグ2025-2026シーズンの日程発表&開幕日はいつ?
- スパコンが予測したプレミアリーグ来季優勝クラブはどこ?
- マンチェスター・ユナイテッドの2025-2026プレミアリーグ日程まとめ
- マンチェスター・シティの2025-2026プレミアリーグ日程まとめ