2024年開催なのになぜ「AFCアジアカップ2023」なのか?

Mark Molyneux

坂東実藍 Miran Bando

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AFCアジアカップ2023がカタールで開幕する。ホスト国カタールは前回大会に続く連覇を狙い、日本やオーストラリアといった国も戴冠を目指す。

カタールはFIFAワールドカップ2022に続いての主要大会開催となり、再びサッカー界有数のスター選手たちを迎え入れる。大会は約1か月にわたって行われる。

2024年開催のアジアカップはなぜ「アジアカップ2023」?

今大会は現在に至るまで、様々な変更があった。

当初は2023年6月16日から7月16日まで中国で開催されると発表されていた。しかし、新型コロナウイルスのパンデミックによる影響から、中国が開催権を断念したのだ。

そしてカタールがオーストラリアやインドネシア、韓国との競争を経て、アジアカップ2023を開催することになった。

しかし、カタールの夏の高温という気候や、CONCACAFゴールドカップに参加することから、アジアカップ2023は2024年1月開催に延期されたのだ。

一方で、スポンサーの理由から、もともとの名称である「AFCアジアカップ2023」は継続された。

AFCアジアカップ2023出場国

今大会は24か国が出場する。初出場はタジキスタンだけだ。

香港は50年以上ぶりの出場。インドネシアやマレーシアは2007年大会以来の出場となる。

出場資格出場回数最高成績
カタール開催国
2次予選E組1位
7大会連続11回目優勝(2019)
日本2次予選F組1位10大会連続10回目優勝(1992, 2000, 2004, 2011)
韓国2次予選H組1位7大会連続11回目優勝(1956, 1960)
オーストラリア2次予選B組1位5大会連続5回目優勝(2015)
イラン2次予選C組1位15大会連続15回目優勝(1968, 1972, 1976)
サウジアラビア2次予選D組1位11大会連続11回目優勝(1984, 1988, 1996)
シリア2次予選A組1位2大会連続7回目グループステージ敗退
UAE2次予選G組1位6大会連続11回目準優勝(1996)
中国2次予選A組2位13大会連続13回目準優勝(1984, 2004)
イラク2次予選C組2位7大会連続9回目優勝(2007)
オマーン2次予選E組2位3大会連続5回目ベスト16
ベトナム2次予選G組2位2大会連続3回目ベスト8
レバノン2次予選H組2位2大会連続3回目グループステージ敗退
ヨルダン3次予選A組1位4大会連続5回目ベスト8
インドネシア3次予選A組2位4大会ぶり5回目グループステージ敗退
パレスチナ3次予選B組1位3大会連続3回目グループステージ敗退
ウズベキスタン3次予選C組1位8大会連続8回目4位
タイ3次予選C組2位2大会連続8回目3位
インド3次予選D組1位2大会連続5回目準優勝(1964)
香港3次予選D組2位14大会ぶり4回目3位
バーレーン3次予選E組1位6大会連続7回目4位
マレーシア3次予選E組2位4大会ぶり4回目グループステージ敗退
タジキスタン3次予選F組1位初出場-
キルギス3次予選F組2位2大会連続2回目ベスト16

※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。
翻訳:坂東実藍
編集:スポーティングニュース日本版編集部

Mark Molyneux

Mark Molyneux is a freelance writer covering the NRL and UFC for Sporting News Australia. He has previously worked in the music industry and as a teacher around the world.

坂東実藍 Miran Bando

フリーランスライター。NBAや欧州サッカーを中心に担当。執筆業は約20年の40代。マジック・ジョンソンのような華麗さを夢見るが、現実は地味キャラ。ならば目指すはサネッティのような継続性か。日々、子どもたちの世話に追われながらバスケとサッカーを追い続け、地道に各種媒体へ寄稿。