FIFAワールドカップ2026は史上初の試みとなり、出場国が48か国へと拡大される。
そのため、グループステージを決定するための史上最大規模の抽選会が必要となる。
アメリカ、カナダ、メキシコの3か国で行われるこの大会では、ディフェンディングチャンピオンのアルゼンチンが、1962年のブラジル以来となる大会連覇を目指す。その挑戦に立ちはだかるのは、イングランド、フランス、ドイツといった欧州の強豪国、そして世界中の多くのトップチームだ。
スポーティングニュースは、アメリカ合衆国の首都で行われるワールドカップ抽選会の開催地について詳細を伝える。
FIFAワールドカップ2026年大会の抽選会はどこで行われる?
2026年FIFAワールドカップの抽選会は、2025年12月5日に開催される。
開催地は、アメリカの首都 ワシントンD.C. にある 「ジョン・F・ケネディ・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツ(The John F. Kennedy Center for the Performing Arts)」 だ。
ケネディ・センターとは何か?
ジョン・F・ケネディ・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツは、ワシントンD.C.のポトマック川沿いに位置している。
1971年に開館し、建設費は7000万ドル(日本円で約110億円)。アメリカ連邦政府が資金提供した初のパフォーミングアートセンターである。
当初は「ナショナル・カルチュラル・センター」という名称だったが、1963年にケネディ大統領が暗殺された翌年の1964年に、彼にちなんで改名された。
センター内には、コンサートホール、オペラハウス、劇場がある。2013年には約6万平方フィート(約5,500平方メートル)の拡張プロジェクトが実施され、教室、リハーサル室、パフォーマンススペース、さらに反射池や市民が利用できる公共スペースなどが追加された。
ドナルド・トランプ大統領はケネディ・センターのトップなのか?
現在、アメリカの大統領であるドナルド・トランプ氏は、ジョン・F・ケネディ・センター・フォー・ザ・パフォーミング・アーツの理事会議長を務めている。
トランプは自身が任命したスタッフによって議長に選出されたもので、以前の理事らを解任したうえで、その職に就いている。
彼が解任した人物の一人に、2014年からセンターの第3代館長(初の女性館長)を務めていたデボラ・ラッターが含まれている。
原文:Where is the World Cup Draw 2026? Explaining the location hand-picked by Donald Trump
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
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