マンチェスター・ユナイテッドのレジェンド、ウェイン・ルーニー氏が、リバプールの不振について言及した。チームがアレクサンダー・イサクの起用法を見直す必要があるかもしれないと指摘している。
リバプールは現在、公式戦4連敗と苦しい状況にあり、これは2014年以来初めてのことだ。
10月19日(日本時間20日)に行われたプレミアリーグ第8節マンチェスター・ユナイテッド戦では、ホームのアンフィールドで1-2と屈辱的な敗戦を喫した。この試合では、今夏加入したイサクをはじめ、複数の選手が期待に応えられなかった。
スウェーデン代表FWイサクは、ニューカッスルからイングランド史上最高額となる1億2500万ポンド(1ポンド=199円換算で約249億円)で移籍。しかしここまで公式戦7試合でわずか1得点と苦しんでいる。
一方で、同じく今夏リバプールに加入したもう一人のFWユーゴ・エキティケは好調で、公式戦11試合で5得点(うちプレミアリーグで3得点)を記録している。
こうした状況の中でルーニー氏は、リバプールの攻撃陣における課題について言及し、「現時点ではイサクよりもエキティケを先発で起用すべきだ」との見解を示した。
ルーニー氏、イサクとスロット監督に言及
ルーニー氏は、自身のポッドキャスト番組『The Wayne Rooney Show』(BBC)で次のように語った。
「イサクはプレーさせるべきではない。ニューカッスルから来て以来、まだ準備ができていないように見えるんだ」
「彼は練習もできていなかったし、プレシーズンも過ごしていない。それはとても重要なことだ。ニューカッスルの選手たちがトレーニングしていた頃、彼はおそらく自宅で1日6時間も代理人と電話をしながら、移籍の話に時間を費やしていたのだろう」
「プレシーズンを経験していないと、本当に難しい。もちろん個人的にトレーニングはしていたかもしれないが、今はそのツケを払っているように見える」
「これまでのパフォーマンスを見ても、エキティケの代わりに起用されるだけの出来ではないね」

また、ユナイテッド戦でのアルネ・スロット監督の振る舞いにも驚きを示し、プレミアリーグ特有の重圧が監督に影響を及ぼしているのではないかと語った。
ルーニー氏は「リバプールには少し油断が見える」と指摘した。
「アルネ・スロットについては、プレミアリーグを制した監督という印象が強いけれど、彼はまだ46歳と若い」
「キャリアの中で4連敗を喫したのはこれが初めてだ。(ユナイテッド戦では)タッチライン際で審判に抗議していたが、あんな姿はこれまで見たことがなかった」
「今の彼の言動を見ていると、プレッシャーが表に出始めているように感じるね」
リバプールはミッドウィークにチャンピオンズリーグでフランクフルトと対戦する。そこで連敗を止めることができるのか注目が集まる。
原文:Wayne Rooney issues bold Alexander Isak verdict amid Liverpool’s struggles
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)
✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください
関連記事
- 【最新版】プレミアリーグの視聴方法まとめ|2025-2026シーズンはどこで見られる? 料金は?
- 公式戦4連敗のリバプール、主将ファン・ダイクが団結の重要性を強調
- マルコ・ファン・バステン氏が語るファン・ダイクの「リーダーとしての課題」
- アモリム監督が「最も重要なこと」を強調、マンチェスター・ユナイテッドはアウェーでリバプールに勝利
- ルベン・アモリム監督「最大の勝利」と語る マンチェスター・ユナイテッド118年ぶりの大記録を破る
