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スティーブン・ジェラード氏、「サッカーの変化」と「プレミア史上最高のMF」について語る

Dorothy Howard

浄見耕志 Koushi Kiyomi

スティーブン・ジェラード氏、「サッカーの変化」と「プレミア史上最高のMF」について語る image

リバプールのレジェンド、スティーブン・ジェラード氏がリオ・ファーディナンド氏のポッドキャスト番組『Rio Ferdinand Presents』に出演した。

現代サッカーと自身がプレーしていた時代の違い、そしてプレミアリーグ史上最高のミッドフィールダーについて語った。

ジェラード氏は、サッカーの世代間の変化について次のように語っている。

「今の時代では、自分のようなタイプの選手が同じように評価されるかは分からない。今はよりテクニカルで、より戦術的なゲームになっていると思う」

「ルールも変わった。タックルで相手に当たるプレーや、フィジカルな要素は制限されている。今はもっと『フレンドリー』で、安全なスポーツになった」

「自分は昔のフットボールの方が好きだ。それが自分がプレーしていた時代だからね。今は少し繊細になりすぎていて、ちょっとしたことで警告を受けたり、退場になることもある」

さらにジェラード氏は、自身が「史上最高のミッドフィールダー」と呼ばれるかは分からないとしつつ、マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであり、イングランド代表でも共にプレーしたポール・スコールズ氏こそが、プレミアリーグ史上最高のミッドフィールダーだと称賛した。

ジェラード氏が語る「スコールズが最高のミッドフィールダーである理由」

ジェラード氏はスコールズ氏について、こう語っている。

「今のプレミアリーグでプレーしていたら、間違いなく彼が最高のミッドフィールダーだと思う」

「スコールジー(スコールズ)は、ボールを持っているときに試合を支配できる選手だった。中盤でゲームをコントロールし、展開を変えるパスを出せる。相手が寄せても巧みにかわし、アウトサイドキックも使いこなす。さらに、大事な場面でゴールを決めたり、決定的なラストパスを通したりもできた」

「自分としては、『彼を逆の立場に立たせられるか』『フィジカル勝負に持ち込めるか』を考えていた。もしそうなれば、彼がこちらにファウルしてカードをもらうこともあった。でも、今の時代のサッカーでは、スコールジーにそういう当たり方はもうできないだろうね」

「彼は今のプレミアリーグでも、間違いなく相手を恐れさせる存在になっていたはずだ。彼は今でも、プレミアリーグで最高のミッドフィールダーになっていたと思う。間違いなくね」

マンチェスター・ユナイテッドで通算716試合に出場したスコールズ氏は、その間に155ゴール、82アシストを記録している。

原文:Steven Gerrard names Man United legend as best Premier League midfielder
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)

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Dorothy Howard

Dorothy Howard is a freelance soccer writer for The Sporting News. Dorothy loves all things sports, especially soccer. She is unfortunately a hardcore Manchester United fan, but loves the USWNT. Since starting her career, she has published work for multiple sports sites, and is a trusted name in sports reporting.

浄見耕志 Koushi Kiyomi

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。東京生まれ・東京育ち。スポーツとの出会いは、幼少期に夢中で観戦した大相撲。以来、欧州サッカーやF1を中心に幅広く観戦し、競技そのものだけでなく、その背景や文化にも強い関心を持つ。映画や音楽をはじめカルチャー全般を日常的に吸収し、雑誌文化にも親しんでいる。